ゼラニウム
フウロウソウ科の多年草。現在はペラルゴニウム属に分類されていますが、元の属名のゼラニウムを園芸的には用いています。
園芸的には
ペラルゴニウムは同属の別種をさします。
一方、元の属名のゼラニウム属の植物は、日本では園芸的に
ゲラニウムと呼ばれています。ややこしいですね!!
ゼラニウムは耐寒性はあまりないですが、丈夫で春と秋に次々に花をつけるので、近年、花壇などでみかけることが多くなってきました。
ただし、葉に異臭があるので、室内園芸には不向きかもしれません。
においの良い香りゼラニウム(センテッドゼラニウム)はハーブとして扱われることが多いですが、食用には不向きですので、注意しましょう。
ゼラニウムの種類
ゼラニウムはたいてい独特の黒斑が葉にあります。気温が15ー20度あれば次々に花が咲きます。
また、丈夫で病虫害にも強く、簡単に挿し芽ができます。
ペラルゴニウムは上側の花びら2枚に濃い斑が入るのが特徴です。
ゼラニウムとは異なり春にしか花が咲きません。
アイビーゼラニウムはつる性植物で、吊り鉢に向きます。
春から秋まで花が楽しめます。
ゼラニウムの育て方
花壇に植え付けるときには日当たりと水はけの良い場所に植えます。
元肥として堆肥や腐葉土、緩効性化成肥料をすきこんでおきます。
ゼラニウムはあまり水をほしがりませんので、水やりは他の植物よりも少し控えめの方が調子が良いようです。
鉢植えの場合は用土が乾いてから水やりしましょう。
ゼラニウムは耐陰性はありますが、日当たりの良い場所に置いた方が花付きは良くなります。
ゼラニウムは花期が長いので、適宜、液体肥料などで追肥してやってください。
真夏には弱りますので、夏のはじめに思い切って半分くらいに切りつめた方が、秋の花付きがよくなります。
また、病気の原因になりますので、花がらつみと枯れ葉取りはこまめにしましょう。
ゼラニウムは東京の都市部では花壇に植えても越冬できないことはないですが、できれば根元をわらなどで防寒してやってください。
加温設備のあるフレームなどでは日光さえ入れば一年中花を咲かせています。
ゼラニウムはどんどん生育しますので、すぐに草姿が乱れてしまいます。
早めに適宜、剪定をしましょう。切った茎を挿し木にすることができます。春と秋の気候の良い時ならいつでも可能です。
バーミキュライトを湿らせたものを小鉢に入れて、挿し木します。
1月もすれば鉢上げできます。
ゼラニウムの鉢植えの場合、生育が旺盛なので根詰まりも起こしやすいです。
それで2年に一度は植え替えをします。葉を2ー3枚残して切り戻し、根鉢を崩さずにひとまわり大きな鉢に植え替えます。
タイマーで自動で水遣りする優れものです。
これで旅行中の水やりも安心ですね!
類似品に比べて使いやすく、壊れにくい製品です。
関東は水不足で取水制限が開始されました!
自分の庭にまく水は自分で貯めましょう。
水道代の節約にもなりますしね!
PR