アジサイ
アジサイはユキノシタ科の落葉低木で日本原産ですが、早い時期に中国に渡り、さらに18世紀にはヨーロッパにも導入されました。
これがセイヨウアジサイと呼ばれるカラフルな花色を持つ品種群です。
最近では欧米で鉢物用に改良された品種もあり、日本では
ハイドランジアと呼ばれます。原種のガクアジサイをもとにわが国でも近年、盛んに品種改良が行われています。
また、少し変わった花房のカシワバアジサイやピラミッドアジサイという種類もあり、最近は
白花アジサイ アナベルなどの優れた品種が出回るようになってきました。
アジサイの育て方
アジサイの苗は春に出回ります。通信販売では人気品種はすぐなくなるので早めに購入しましょう。
ゴールデンウイークを過ぎると開花株が出回ります。
開花株は、自分の目で花色などを見れて購入できるのでいいのですが、多くの生産者は小さい鉢でアジサイを生産しているために、出荷時には根鉢いっぱいになっていることが多いです。
毎日、水やりしないとすぐにしおれてしまいます。
できれば、アジサイの開花株は花がついていても購入したらすぐに大きな鉢に植え替えるか、庭植えにしましょう。
アジサイの鉢植えの用土は赤玉土と腐葉土を中心にすると良いでしょう。
アジサイ栽培のこつは水やり、剪定、日照調節の3つです。
露地ではよほどじめじめした所でないかぎり、腐食質の多く土に湿り気のある場所が適します。
アジサイの鉢植えでは、用土に赤玉土などの水もちの良いものを多めに加える方が水やりが楽になります。
真夏の水やりは鉢植えならば必ず毎日、できれば朝夕2回しましょう。
鉢植えの場合には肥料の流失が激しいので、追肥を忘れないでください。
庭植えでもアジサイにはできる限り毎日、それも多めにしてください。
理科の時間で習ったように、アジサイは土壌の酸性度が強くなると花色が青色に中性に近くなるとピンクになるので、植えている品種の花色に応じて酸性度を調節すると花色が鮮やかになります。
アジサイは真夏の直射日光に当てると葉が焼けて弱ります。鉢植えの場合には半日陰に移してください。
ただし、秋になったら日当たりの良い場所に戻すのを忘れないように。
庭植えの場合も、紫陽花は夏場に葉が茂る木の陰になるような場所に植えた方が良い花が楽しめます。
アジサイで一番多い失敗は剪定ミスです。
アジサイは秋口に来年の花芽を新しい枝先につけます。
従って、秋以降に剪定すると翌年は、まったく花が咲かなくなってしまいます。
ですから、紫陽花の剪定は花後すぐに行いましょう。
一番安全な剪定方法は花が咲いた枝を他の枝との分岐点で切って枝を間引く方法です。
花数を減らしたくない場合には花が咲いている最中に花首の下すぐのところで切り戻します。
長めに切ると花芽がつきませんので注意してください。
大きくなりすぎた場合には、1年花を諦めて秋に強剪定します。
2年後にはきれいに花が咲くでしょう。
挿し木と言えばアジサイと言うほど、アジサイは挿し木で簡単に殖やすことができますが、品種によっては種子ができるものもあります。
タイマーで自動で水遣りする優れものです。
これで旅行中の水やりも安心ですね!
類似品に比べて使いやすく、壊れにくい製品です。
関東は水不足で取水制限が開始されました!
自分の庭にまく水は自分で貯めましょう。
水道代の節約にもなりますしね!
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