松葉ガニという言葉からわかるように、茹でるとカニ肉が細かく松葉のように分かれて、独特の食感がたまらないですね。
ズワイガニは水深200m以上の深い海の底に生息しているために、日本海では沖合底引き網漁が行われていますが、資源保護のために漁獲規制が行われています。
新潟以北の漁期は10月1日から翌年の5月31日まで、富山以西の漁期は、雌ガニが11月6日から翌年1月10日、雄ガニの漁期は11月6日から翌年の3月20日までです。 要するに越前ガニや松葉ガニの旬は秋から春先までということで、山陰や北陸の冬の風物詩にもなっています。 ただ、富山以西では、資源枯渇の恐れがあるために、漁期の短縮や禁漁区の設定など、さらに厳しい規制が行われていて、越前ガニや松葉ガニの高値の原因にもなっています。 越前ガニや松葉ガニは、新鮮なものは、まずお刺身で食べてください。 その後、塩茹でや蒸しガニ、焼きガニでいただいた後に、カニスキ(カニ鍋)で締めると最高ですよね。なお、よく輸入されているオホーツク海で獲れるズワイガニは、越前ガニや松葉ガニのような旨みがありませんが、味がしみこみやすいので、チャーハンや酢の物、鍋物に適しています。