そもそも高価なワニ皮に目をつけた多くの業者が、中南米や東南アジアでワニの養殖にチャレンジしていたのですが、近年になって技術が向上して大規模なワニ養殖が可能になってきました。
その結果、大量のワニ肉が出てくることになったのですが、ワニ肉は足が速く日持ちがしません。 そのまま大部分は捨てられていたようですが、業者の規模拡大や大手資本の参入などで、ワニ養殖業者も冷凍設備を持てるようになったようです。 そこへ例のBSE騒動が起き、牛肉が食べられなくなったヨーロッパ諸国で牛肉以外の食肉が見直されるようになったのです。ワニ肉は脂肪が少なく高たんぱくで、鶏のささみのような食感で、おいしく食べられます。
ちょっとぱさぱさした感じが気になる方は、低温で唐揚げにすると良いでしょう。 なお、ワニ肉は傷みやすいので、信用のおける業者から購入されることをお奨めします。