ウインターチューリップに挑戦
最近、楽天などで冬咲きチューリップという球根が売られているのをご存じでしょうか？ これは、夏を越した球根を冷蔵処理して、冬を早めに体感させて、秋を春と勘違いさせて成長させて、冬に花が咲くようにしたものです。 もちろん、切り花の世界では開花調節は今や当たり前のことで、季節に関係なく、お花屋さんにはいろいろな季節の花が並んでいますよね。 ですが、チューリップの場合は、球根を簡単な冷蔵処理するだけで、ご家庭でも真冬にチューリップを咲かせられるのが凄いところです。チューリップ球根の冷蔵処理
冷蔵処理に使う球根はしっかりと夏の暑さを経験させたものを利用してください。 ご家庭でやるには、この方が失敗が少ないようです。 冷蔵処理の方法ですが、球根を乾いた新聞紙で包んでビニール袋に入れて、冷蔵庫の野菜室(10度）で2か月ほど保存します。 冷蔵室（2度）ですと20日くらいでいいようです。 ただ、ご家庭の冷蔵庫の冷蔵室は温度が上がりやすいので、もう少し長めの方が確実でしょう。 もちろん、絶対に零度以下にして凍らせてはいけません。冷蔵処理したチューリップ球根の植え付け
冷蔵処理したチューリップ球根は、処理しないものと同じように植え付けてかまいません。 ただし、真冬に開花させるわけですから、できるだけ日当たりが良く、北風などが通らない暖かい場所を確保しましょう。 寒地では鉢植えにして、寒くなったら室内の日当たりの良い場所に移してください。 水やりなどの管理は通常のものと同様にしますが、屋外の花壇に植え付けた場合は、しっかり風避けして暖かくしてあげてください。 室内なら植え付けて50日後、屋外なら80日後くらいに開花します。 ただし、チューリップの品種により冷蔵処理が効きにくいものや、開花が遅れるものもあるようです。 通常は、9月上旬に冷蔵処理を開始して、11月上旬に鉢に植え付けて室内で管理すると、ちょうど年末年始に開花させることができます。 是非、みなさんもチューリップの開花調整に挑戦してみてくださいね！関連コンテンツ
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