室内用ガラス温室の使い方
室内用のガラス温室はワーディアンケースとも呼ばれますが、屋外用の温室とは違って、小さな長方形のものがほとんどです。 室内用のガラス温室の用途は、1.真冬の低温対策、2.植物育成用、3.鑑賞用、の3通りあります。 ガラス温室は、温室ですから、もともと真冬の低温対策として作られたものです。 真冬には、夜間は室内でも冷えますので、寒さに弱い洋ランや熱帯花木、観葉植物などをガラス温室に入れておいて、ガラス戸を閉め、内部の温度を下げないようにします。 特に寒さに弱い植物には、ガラス温室内にプレートヒーターや温風暖房器を入れて加温します。 また、真冬は乾燥しやすく、乾燥に弱い植物にとっては、ガラス温室内を締め切って加湿することで、保護することができます。 ただし、日光を好む植物にとって、室内は暗すぎるので、植物用蛍光灯などで補光することが必要になります。 活発に生育していなくても、生きていくだけでも、それなりのエネルギーが必要なので、植物用蛍光灯やマイプラントなどで補光することは、植物の体力消耗を防ぐ効果があります。 また、締め切ったガラス温室内は蒸れやすいので、室内を暖房するときなどは硝子戸をあける方がいいでしょう。 どうしても、加温、加湿が必要な場合は、温風暖房器などでガラス温室内に空気の流れを作る必要があります。 春先になるとガラス温室内でコナダニなどの害虫が発生する時があります。 室内ですので、強力な殺虫剤は使いたくないので、でんぷんを使用した天然殺虫剤などを使用して、駆除してください。 セントポーリアやベゴニアなどの育成にガラス温室を利用する場合も、上記と同様の注意が必要ですが、特に補光は重要になります。 植物用蛍光灯などの本数を増やしたり、ガラス温室の置き場所をバルコニーなどの日光がある程度、入る場所にする必要があるかもしれません。 ただし、日光を当てると、温度管理や湿度管理が難しくなります。 デジタル温室度計を設置して、小まめにガラス戸の開け閉めをするか、温度や湿度を自動で管理する、自動温風機と自動換気扇を備える必要があります。 また、室内で長期に栽培するときは、普通の園芸用土よりも、ハイドロボールのような清潔な室内園芸用土を使用されることをお勧めします。 これらの用土は元々ハイドロカルチャー用に開発されたものですが、植物園などでは、通常の植物用にも良く使われていますよね。 シクラメンやポインセチアなどの鉢花を飾る場所としてガラス温室を使用される場合は、特に補光や加温、加湿は必要ありません。 むしろ、暖かすぎると早く株が駄目になることがあります。 夜間だけガラス戸を閉める程度の管理で良いでしょう。 もちろん、鑑賞後、来年も株を育てる場合には、植物育成のところで述べたような管理が必要です。関連コンテンツ
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