ビオトープ
もともとビオトープとは住息環境を意味する生物学の用語で、ヘイケボタルが生息する典型的な環境をヘイケボタルのビオトープと呼びます。 しかし、日本では1990年代から、水田やクリーク、河川などに住む動植物を保護しながら河川改修や道路改修、開発事業などを進めるときに、反対派、自然保護派を意識して、「ビオトープを守る工法」というような言葉の使われ方をしてきました。 それが最近では、水辺の自然環境をできるだけ真似した形での、庭造りやベランダ園芸のようなものも、ビオトープと称されるようになってきました。 日本のガーデニングにおけるビオトープは、もちろん後者のことを指していますので、ここではこれをビオトープと呼びます。 小規模なビオトープとしては、大きめのスイレン鉢などに、栽培用土を入れ、スイレンの苗やヒシ、ホテイアオイ、ガマなどの水辺植物を植えつけて、その水の中にヒメダカを入れて飼うものがあります。 これらは、昔からのスイレン栽培を、よりナチュラルな感じに進化させたものと言えるかもしれません。 今は、このような小規模なビオトープを作るセットも売られています。 より大規模なビオトープとしては、京都や鎌倉などの神社仏閣の庭園があげられるでしょう。 もちろん、多くの神社仏閣の庭は、鑑賞効果を狙って設計されているので、四季折々の花が咲いたり、若葉や紅葉が楽しめるようになっています。 しかし、長い年月の間には戦乱などの様々な障害があり、庭の手入れも行き届かない時期もあったはずです。 でも、古くから伝えられた名園は、それらの苦難の時代も乗り越えてきました。 それは、庭全体が広い意味でのビオトープとして設計されているからです。 庭に池や小川が流れているのも、自然に植物に水が供給するのが目的です。 普段の水やりの手間を抑えるだけでなく、不測の事態でも、木々が枯れない配慮がされています。 池に錦鯉が泳いでいるのも、水草が茂りすぎて池が陸地化してしまうのを防ぐ働きがあります。 皆さんも京都や奈良、鎌倉の神社仏閣の庭園をご覧になるときには、ビオトープ的な視点でご覧になると、 ご自分のお庭やベランダ園芸へのヒントが見つかることでしょう。powerd by 楽市360
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