自分だけのクリスマスローズを作ろう
最近大人気のクリスマスローズですが、人工授粉すると簡単に種ができて、種から新しい自分だけの品種を作れるのをご存知ですか？ ここでは、クリスマスローズの交配と種まきについて解説しましょう。交配親の選び方
クリスマスローズの原種や交配種の多くは交配によって種子を作ることができます。 ただし一部に交配に剥かない品種もありますので、ご注意ください。 まず交配親を決める前に、作りたい新しい品種のイメージを考えてください。 たとえばピンクで香りの良い花を作りたければ、濃いピンクの品種と香りの強い品種の交配を考えます。 このとき、どちらかというと個性強めの品種を選ぶほうが成功しやすいようです。 特にメインにしたい形質を強く持っている品種を片親に入れてください。 なお、初心者は開花時期の大きく異なる品種は避けた方がいいでしょう。人工授粉の方法
花粉を取る父株は花が咲いて花粉が出ている株を選んでください。 母親にする株は、できれば花が半開きくらいのものがいいでしょう。 父株の開花が遅れている場合は、母株の花に茶漉し用の通気性の良い袋をかけて他の花の花粉が付かないようにしてください。 人工受粉の手順は、晴れた日にお昼頃に、まず母株の花の雄しべを花粉を飛ばさないように注意して取り除きます。 父株の花粉が出ている雄しべを根元からピンセットで取り、母株の雌しべの先端に持っていって、花粉をつけます。 茶漉し用の通気性の良い袋で母株の花を包んで他の花粉が付かないようにしてください。 雌しべの根元が膨らんできても、お茶パックの袋はそのままにしておきます。種まき
クリスマスローズの種は熟すと自然にはじけて茶漉し用の袋の中に落ちていきます。 茶漉し用の袋に種と同じくらいのパーライトを入れて鉢の中に入れます。 その上からパーライトかバーミキュライトをかけて袋を埋めてください。 完全に乾燥しないように少し水をあげて、風通しの良い日陰で秋まで保存してください。 秋になったら市販の種まき用土に１ｃｍくらいの間隔を空けて蒔いてください。 発芽して双葉になったらポリポットに鉢上げします。 原種間の交配では発芽しにくい場合があります。 発芽しなくても完全に乾かさないように、また冬場に凍らさないように管理すると、時間がたってから発芽する場合があります。 種まきで作った苗は風通しの良い半日陰で管理し、6月から9月までは、できるだけ涼しく、風通しの良い蒸れない日陰で乾かし気味に管理してください。
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