クリスマスローズ 品種案内
早春にうつむきがちに咲くクリスマスローズは日本で大人気の宿根草ですね。 そのため、クリスマスローズの育種改良も日本で盛んです。 クリスマスローズには原種、ニゲル、シングル(一重咲き)、セミダブル(半八重咲き)、ダブル(八重咲き)に大きく分類されます。 最近はメリクロン栽培(胚培養)が普及して、1代限りの雑種でも、その個体をメリクロンで殖やせるようになりました。 そのため、多くの販売品種は花色や花姿が一定で、病害虫に強い育てやすい苗で出回っています。 ここでは各品種群の特徴を解説いたします。クリスマスローズの花の模様
クリスマスローズの園芸品種ははさまざまな原種を交雑していることから、個体差が激しく品種として固定されているものは少ないです。 そこでメリクロン苗は大区分+花色+花模様で表記されることが多いです。 たとえば、シングルのホワイト・ピコティーという感じですね。 ピコティーは覆輪(花びらの先の色が変わる)を意味します。 花模様には小さな斑点が入るスポット、スポットよりも大きな斑点が入るブロッチ、花の中央から外側に向かって濃くスポットが入るフラッシュ、
網目状の模様のネット、脈状の模様のベイン、2種類の色があるバイカラーなどがあります。
ニゲル
本来、クリスマスローズとはHelleborus nigerのことで、純白の剣弁の一重咲きになります。 現在は、同属の他の種と交雑していない園芸品種をニゲルと呼んでいるようです。 今ではセミダブルや花びらの先にピンクがかかる品種などもあります。原種
ニゲル以外の原種では、緑色の大輪花で香りの良い個体もあるオドルス、花びらの中央が緑で周囲が紫がかっていて落葉性のアトロルベンス、
花茎に緑色の小さな花を鈴なりに咲かせるフェティダスなどがあります。 交配種にくらべて原種は、乾燥や暑さ、直射日光に弱いものが多いようです。 しっかり遮光し、夏場の風通しを確保することが重要です。 またメリクロン苗ではありませんので、個体差が多く、開花株を購入する方が安心ですね。
シングル
昔からあるホワイトやイエロー、グリーン以外にも最近は、ピンクやアプリコット、ブルーブラックなどの鮮やかな色のクリスマスローズが増えていますね。 これらはほとんどヒブリドゥスやガーデンハイブリッドと呼ばれる交配種で、最近はメリクロン苗として流通しています。 花模様もスポットやピコティーだけでなく、ネットやフラッシュ、バイカラーも出回っています。セミダブル
半八重と呼ばれていますが、クリスマスローズ独特の花姿になります。 ピンクやホワイト、赤色の単色のものからスポット、ネットが入るものもあります。ダブル
最近、大きな進歩を遂げているのがダブルのクリスマスローズで、今までのクリスマスローズのイメージを覆すような、まるでボタンのような花姿のものまで作出されています。 ここまで来ると、庭の片隅で咲かせておくにはおしい感じなので、鉢植えにして、開花時には室内で鑑賞したいですね。
関連コンテンツ
花木栽培の裏技
powerd by 楽市360
楽天市場からのご案内
更新情報・お知らせ
ガーデニンググッズ並木からのお薦めアイテム
|
これで旅行中の水やりも安心ですね!
類似品に比べて使いやすく、壊れにくい製品です。
丸一(株) 雨水タンクまる100Lセット これだけあればすぐに使用可能雨水利用・雨水タンク ※工場ダイレクト商品の為代金引換 不可 価格:28,300円 |
自分の庭にまく水は自分で貯めましょう。
水道代の節約にもなりますしね!
フラワーショップ並木からのお薦めの季節の鉢花、花苗
草花の苗/ハイビスカス:フィジー・ホワイト3号ポット フィジー・ホワイトはフィジー原産のハイビスカスです。印象的な複色咲きです。
苗の状態でのお届けですが、お届け後5号以上の大き目の鉢に植え替えていただくと、1〜1.5ヶ月後に咲き始めます。