初心者向け洋ラン オンシジウム
きれいな黄色の小花をたくさん咲かせてくれるオンシジウムですが、夜温７度以上あれば越冬可能な育てやすい洋ランです。 初心者でも毎年、花を咲かせることができるのは、うれしいですね。 ただし同じオンシジウム属でも剣葉や棒葉、厚葉の品種は乾燥を好むものや強光を好むものなど、やや育てにくい品種もあります。 ここでは初心者向けのアロハ・イワナガやトウィンクルなど薄葉系のオンシジウムを毎年咲かせる方法を解説しています。購入株選び
通信販売では株を選べませんが、店頭販売の場合は、葉の緑が濃く、根の張りがしっかりしていて、バルブにしわのない株を選びましょう。 根が多少鉢からはみ出しているくらいの方が元気があっていいでしょう。 開花株や蕾のある株を購入する方が、開花時のイメージが掴みやすくなって、来年も咲かせてあげようという意欲がわきます。置き場所
冬場は室内の暖かい場所、春から秋は遮光された屋外の風通しの良い場所に置きます。 最低温度が７度あれば越冬可能です。 屋外に出すのは最低気温が１５度以上のときです。 強い日光に当てると葉焼けするので、屋外では木陰の半日陰か５０%の遮光ネットの下に置いてください。水やり
薄葉系のオンシジウムは水が好きなほうです。 1株にコップ１杯程度の水を根元にあげてください。 冬場もできれば20度程度の水温の暖かい水をあげるようにしてください。 基本的に水ゴケなどの用土が乾いてから水やりしますが、花茎が伸び始めた頃から水やりの頻度を少しずつ増やしてあげてください。花茎切り
株を弱らせないために満開から２週間程度たったら付け根から花茎を切ります。 花茎を切ったら支柱立て
元気に生育して翌年、花茎が出てきたら支柱を立てます。 支柱を立てないと見た目も悪いですし、何かの拍子に蕾が落ちやすくなります。 先端の花が咲きそうになったくらいが支柱立ての適期です。 支柱を立てたら、最初に花茎の根元から１０cmくらいのところで止め、次に先端から1/3くらいを、次に先端から2/3くらいを止めます。鉢増し
根が詰まって鉢の外に根が出てくるようになったら鉢増ししてください。 適期は４月です。 １まわり大きい鉢に植え替えるのですが、バークなどの用土を隙間なく、しっかり詰め込んでください。 隙間があると水が滞留し根腐れの原因になります。 大きくなってくると株が２つくらいに分かれてきます。 そうなったら鉢増しではなく株分けしてあげましょう。 ２つに分けた株がちょうど入るくらいの小さめの鉢に、しっかり植え込んでください。
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苗の状態でのお届けですが、お届け後5号以上の大き目の鉢に植え替えていただくと、1〜1.5ヶ月後に咲き始めます。
