球根のハイドロカルチャー
学校などでスイセンなどの球根の水栽培をされた方も多いと思います。 球根から根が出て芽が出てくる様子を観察できるので、生物学の教材としては最適ですよね。 ただ、白い根がもじゃもじゃと出ているだけの姿はインテリアとしてはイマイチですし、清潔感もないので室内に置くのには抵抗があります。 そこで、今はやりのハイドロカルチャーにすることを考えてみました。 球根はあまり値段の高くない性質の強い品種の方がいいでしょう。 値段の高い品種では球根が根腐れすることがあります。 植物としてはスイセン、チューリップ、ヒヤシンス、クロッカス、ムスカリ。スノードロップ、ハナニラなどがいいでしょう。ハイドロカルチャー用土
ハイドロボール
ハイドロカルチャー用の用土として一番有名なのがハイドロボールですよね。 天然の凝灰質頁岩を主成分にして発泡させ、含水率は約75%、PHも6.8と植物を栽培するのに最も良い条件を備えています。 野菜やハーブにも使用できます。 洗えば再利用可能ですが、だんだんと黒ずんできます。セラミス
ハイドロボールは丸いのですが、セラミスはより土に近い感じの用土なので、自然さを演出したい場合には最適ですね。 自分と同じ重さの水を吸い込むことができるそうです。 洗えば再利用可能なのですが、ハイドロボールと違って古い根やごみなどを取り除くのが面倒です。ネオコール
高知県の杉や檜の間伐材から作られたネオコールは、ハイドロボールにカラフルな色を塗ったような外観です。 ただし、中身は炭なので、吸水性だけでなく、悪臭や有害ガスを吸着してくれる性能もあります。 水質浄化作用もありますので、室内用の用土としては最適でしょう。 炭なのでハイドロボールよりは柔らかく、乾くと粉が出ることがあります。クリスタルジェルビーズ
紙おむつなどに使われている吸水性の素材で作られたジェルビーズです。 水に4,5時間漬けると透明感があり非常に美しいジェルビーズに膨らみます。 乾いてくると小さくなりますが、水に漬けると、また膨らみます。球根のハイドロカルチャー
ネオコールやクリスタルジェルビーズのように用土の色を楽しみたい場合には透明なガラスの容器を利用しましょう。 根を見せたくなければ穴のない透明でない容器にハイドロボールを入れればいいでしょう。 根腐れ防止のために容器の底に珪酸白土を入れておきます。 その上に水で湿らせたハイドロカルチャー用土を入れていき、その上に球根を置くようにします。 最初は球根に触れるくらいに水位を維持してください。 根が伸びるのにつれて水位を下げていきます。 秋の間は屋外の風通しの良い日陰で管理してください。 日に当てると藻が繁殖することがあります。 寒さに会わないと芽が出なかったり、花が咲かなかったりするので、クリスマスくらいまでは屋外で管理しましょう。 正月に室内に取り込むと、屋外の球根よりも早く開花します。 花を楽しんだら花茎を根元から切って、春になったら植木鉢や花壇に植えて肥培管理すると球根を増やすことも可能です。 用土は綺麗に洗ってゴミや汚れを落とせば再利用可能です。関連コンテンツ
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