暖地でラベンダーを育てよう!
良い香りがして、涼しげな紫の花色が印象的なラベンダーですが、富良野が有名なように基本的には涼しいところの植物ですよね。 しかし、最近では品種改良によって暖地でもラベンダーが栽培できるようになってきました。 ここでは、ラベンダーを暖地で育てる秘訣をお伝えいたします。フレンチラベンダーを鉢花として楽しむ
ラベンダーには大きく分けてイングリッシュラベンダー(コモンラベンダー)とフレンチラベンダー(ストエカスラベンダー)、そしてその交雑種であるラバンディンラベンダーがあります。 この中で一番暑さに強いのがフレンチラベンダーで、ラバディンラベンダー、イングリッシュラベンダーの順に暑さに弱くなります。 なので、暖地ではフレンチラベンダーを鉢花のように栽培して楽しむのが最適です。 高温多湿に強いと言ってもラベンダーですので地植えには工夫が必要です。 地植えする場合は、できるだけ夏に風通しの良い場所を土壌改良してから、畝を作ったりして、できるだけ高植えにし、寒冷紗などで西日を遮光しましょう。 その点、鉢植えであれば、真夏には涼しい半日陰に移動すればOKです。 また、フレンチラベンダーは寒さには少し弱いので、真冬には北風の当たらない軒下に取り込んでください。 庭植えの場合は寒冷紗で北風を防ぐとともに、霜柱の害が出ないように株元をしっかりマルティングしておきます。 なお、フレンチラベンダーは印象的なきれいな花なのですが、イングリッシュラベンダーほど香りが強くはありません。ラバディンラベンダーで香りを楽しむ
ラバディンラベンダーはイングリッシュラベンダーとの交雑なので、フレンチラベンダーよりも香りが強いです。 ポプリなどに利用することを考える場合はラバディンラベンダーを鉢植えにするのがいいでしょう。 鉢土は水はけの良いものを利用し、念のため根腐れ防止のため珪酸白土などを少し鉢土に混ぜてくといいでしょう。 梅雨から秋口までは雨に当てないで風通しを優先して置き場所を選んでください。 真夏に涼しい場所がない場合には、エアコンの効いた室内で管理した方がいいかもしれません。 それでもラバディンラベンダーは暑さの厳しい年には枯れることがあります。 念のため春のうちに挿し木をしておいて、元の株が枯れたときの保険をかけておくことをオススメします。その他の暑さに強いラベンダー
香りは強くないですがデンタータラベンダーも暑さに強いラベンダーです。 花は四季咲きで暖地では冬にもちらほらと開花します。 カナリヤ諸島などに自生しているピナータラベンダーも暑さに強いですが、寒さには弱いので注意が必要です。 暖地でも鉢植えにして真冬には室内に取り込んでください。 ピナータラベンダーも香りは良くありません。ラベンダー 夏越しの秘訣
用土はできるだけ水はけのよいものにしてください。 鉢植えの場合は、園芸用培養土に根腐れ防止のために珪酸白土やもみ殻くん炭などを加えてください。 庭植えの場合も完熟堆肥15%、パーライト15%、もみ殻くん炭5%くらいを加えて土壌改良します。 花は早めに刈り取ってしまいましょう。 特に古株は花をつけたままにしておくと消耗して枯れてしまうことがあります。 真夏になる前に枝先から1/3程度を剪定してください。 さらに混み合っているところは、枝元から枝を切る、すかし剪定も行います。 また、地植えの場合は地表近くで横に出ている枝も枝元から剪定してください。 梅雨から秋口までは根腐れを防ぐために肥料は施さず、水やりも少し控えめにしてください。関連コンテンツ
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