フジの壁面仕立て
フジといえば藤棚。 藤棚から垂れ下がって咲くフジを下から眺めるのが定番ですよね。 しかし、ご家庭でフジを育てようとすると藤棚を建てる場所が必要になってきます。 藤棚の下は光が遮られて他の植物を植えることができないので、狭い庭を藤棚だけにするのは難しいですよね。 最近は、フジの盆栽が出回っていますが、やはり盆栽ではなくて、フジの花房がいっぱい垂れ下がっているところを見たいものです。 そこで、今回は狭い庭でもフジを十分に楽しめる壁面仕立てについて解説いたします。フジの壁面仕立てのメリット
壁面仕立てというのは、ヨーロッパなどで良く見られる、ツタやツルバラ、クレマチスなどを建物の壁面に沿って仕立てる栽培法です。 ヨーロッパではエスパリエと呼ばれて親しまれています。 壁面仕立ての良いところは、藤棚を作らなくて済むので、お庭のスペースが有効活用できるところです。 お庭には花壇やイングリッシュガーデンなどを配して、フジは壁面で鑑賞できるので一石二鳥ですよね。 また、日当たりの良い面に仕立てれば、全てのフジの葉に日光が当たるのでフジの生育も良くなり、花房もたくさん付くようになります。 さらに真夏の日光をフジの葉が遮ってくれるので、建物にとっても涼しく、省エネになります。フジの壁面仕立てのデメリット
ただしデメリットもあります。 ヨーロッパの建物はレンガ作りが主体ですが日本は木造家屋が多いですよね。 木造家屋に直接、ツタやフジをからませると、長い時間がたてば家屋の壁面や柱を傷めてしまいます。 特にフジは水が好きな植物なので、木が腐りやすくなり、どうしても木造家屋には壁面仕立ては向かないと言えます。フジの壁面仕立ての方法
ツタと違ってフジは気根を出して壁につかまることはできないので、棚や柱、フェンスなどを設置して、フジをからませることになります。 その時、木造家屋の場合には、家から少し離した場所にフェンスなどを設置すると、木造家屋へのダメージが軽減されます。 また、壁面といっても建物に限定されるわけではないので、アーチやオベリスク、パーゴラなどを庭の奥のほうに設置してフジをからませると、洋風の見事なお庭にすることができます。 家のまわりのブロック塀の上にフェンスを設置して、塀の外に垂れ下がるようにすると、季節になれば見事な藤色の塀になってくれますよ。 ともかく日当たりと風通しが良いように立体的に仕立ててあげれば、フジは元気に育って、たくさんの花をつけてくれます。 ただし、フジは水切れに弱いので、乾燥したらすぐにたっぷりと水をあげてください。 真夏には早朝と日没直後の2回、水やりするといいでしょう。関連コンテンツ
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