過湿を防ぐアイランドベッド
アイランドベッドというのは、公園の花壇の中などに見かける、まわりから1段高くなった場所を言います。 植物はその種類によって過湿が苦手なものや、乾燥が苦手なものなど、その性質は様々です。 性質が異なる植物を同じように管理するとトラブルのもとです。 同じ性質の植物ばかりを集めると管理はしやすくなりますが、どうしてもいつも同じような植物ばかりになって飽きやすくなります。 そこで、まわりから1段高くなった場所を作って、水はけを良くしておいて、そこに乾燥が好きで過湿が苦手な植物を植えてあげるわけですね。アイランドベッドの作り方
アイランドベッドに植える植物は、日当たりが好きな植物ですから日当たりの良い場所にアイランドベッドを作りましょう。 場所が決まったら、その場所の傾斜や排水路の位置を確認して、雨水が流れやすいような方向に溝を掘ってください。 50cmに1本、溝の幅は10cmくらいでいいでしょう。 掘った溝に軽石や小石を入れていきます。 こうすることで暗渠排水になります。 実は水はけの悪い場所を畑にする場合には、このような暗渠排水路をもっと大規模に作ってあることが多いです。 次にアイランドベッドを囲むようにレンガなどを積んでいきます。 雨や水やりで土がまわりに流れ出さないように、隙間なく積んでいってください。 そしてレンガで囲んだ中に用土を入れておきます。 できるだけ植える植物に合った用土を用意して入れてあげましょう。 肥料が多く必要な植物の場合は土を入れる前に元肥を入れることもありますが、過湿になると根腐れしやすくなるので注意しましょう。 軽く土を抑えてから、苗などを植えつけていってください。 植えつけた植物に合わせて、適宜、水やりしてくださいね。 なお、ハーブなどの生育旺盛な植物が他の植物の領域を侵さないようにするために、アイランドベッドに入れておく、といった使い方もできます。関連コンテンツ
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