意外と難しい冬の水やり
冬に植物を枯らすことが意外に多いですよね。 耐寒性のない植物を室内に取り入れることを忘れて枯らしてしまうこともありますが、ある程度の耐寒性があるはずなのに枯れてしまった、そんな経験はありませんか。 それは多くの場合、水のやりすぎが原因なんです。 よく、「冬場は水やりを控えめにしてください」と書かれていることがありますよね。 これは寒いときは水やりを控えめにすべきだということを示しています。 実は冬に水をあげすぎて枯れるのは、根が凍ってしまうのが原因です。 野菜などでも凍らせてしまうと変になってしまうように、根も凍らせると元には戻れないのです。 じつは細胞の中の水分が凍ると細胞の中の組織を壊してしまって、融けても元に戻らないのです。 ですから、細胞の中の水分が少ないと、細胞の中に大きな氷ができずに細胞へのダメージが小さくなります。 根鉢がいつも湿っていると根の細胞にも水分が豊富で、その分、凍ったときのダメージも高くなります。 また、水分が少ないと、細胞内の成分の濃度が濃くなり、凝固点が下がる=凍りにくいということになります。 ですから、寒いときは水やりは控えめに、と覚えておきましょう。冬の水やりの注意事項
- 指で土を触ってみて根鉢が乾いていることを確認してから水やりしましょう。
- 真冬の水道水は非常に冷たいので、汲み置いた水を使いましょう。
- できれば気温の暖かい昼間に水やりしましょう。
- 葉に水がかかると葉が凍傷になることがあります。
生育中の植物の冬の水やり
クリスマスローズやアリッサムのような生育中の植物には水が必要なので極端に乾燥させるのは良くありません。 しかし、水をやりすぎると調子が悪くなることが多いので、生育中の植物も気候の良いときよりは水やりを控えめにしてください。 特にチューリップやスイセンなどの球根は水をやりすぎると凍って、腐ってしまうので注意しましょう。暖かい室内の植物の冬の水やり
暖房で暖かく室内に置かれている植物は休眠していません。 洋ランのような耐寒性のない植物でも、このような場合には水やりをしないといけません。 ただ、夜間は暖房していないことも多く、意外に朝方には室内の温度が下がっていることもあります。 ですから、暖かい室内に置かれている植物でも、寒くなるにつれて少しずつ水やりを少なくする方が安全です。 もちろん、冷たい水道水をすぐに水やりに使うのは危険です。
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