原種シクラメンを庭植えにする
冬の鉢花として日本で一番人気があるのがシクラメンですね。 鉢花として楽しむのもいいのですが、園芸家としては庭植えでも楽しみたい! そういう希望に答えて最近は庭に植えることができるガーデンシクラメンの苗がガーデニングセンターなどを中心に出回っています。 しかし、庭植えできるとは言ってもガーデンシクラメンは寒さに弱く、防寒しないと冬越しできません。 また、夏越しはもっと難しくて、毎年、苗を購入する必要があります。 ところで、近年、鉢花に使われているシクラメンに近縁の原種や原種からの改良品種が原種シクラメンとして出回るようになりました。 地中海沿岸で自生している植物なので、耐寒性があり、暑さにも比較的強いのが特徴です。 花の大きさは小さいのですが、群植すると花の少ない秋から冬にかけて、たくさんの花を咲かせてくれます。 ここでは原種シクラメンを庭植えする方法について解説いたします。庭植え可能な原種シクラメン
シクラメン・コウム
冬咲きのシクラメンで、葉が先に展開してから花が咲く、シクラメンらしい種類です。 さまざまな花色や葉の模様がある品種が開発されています。シクラメン・ヘデフォリウム
秋咲きの原種シクラメンです。 秋にまず花が咲いて、それから葉が展開します。 アイビーのような葉も可愛いですね。シクラメン・プルプラセンス
珍しい夏咲きの原種シクラメンです。 スズランのような甘い香りがします。シクラメン・スーダベリカム
原種シクラメンとしてはやや大型の春咲きの種類です。 甘い香りがします。シクラメン・インタミナタム
秋咲きの小さな原種シクラメンです。原種シクラメンの植え付け場所
原種シクラメンは比較的寒さ暑さに強いとは言っても、シクラメンですので、あまりにも過酷な環境では枯れてしまいます。 真冬の寒風が直接吹き付けるような場所は良くありません。 特に、真夏の高温多湿は大の苦手です。 必ず真夏には日陰になって水はけの良い場所に植えつけます。 軒下や建物のそば、塀際や生垣の下などで、秋から春には日が入り、雨のかかりにくい場所を探してください。 少なくとも梅雨時から夏の間は雨のかからない場所にしましょう。 たとえば石垣などの石組みの間の窪みや落葉樹の株元の砂利が敷き詰められている場所などが良い場所です。 あるいは夏に日陰になるような大きな縁石のそばや傾斜した芝生などです。 適した場所がなければ、適した場所に大き目の軽石を積んでまわりよりも高くなるようにすると良いでしょう。原種シクラメンの植え付け
乾燥した球根は庭植えには適していません。 必ず根の付いたポット苗を購入してください。 植えつける前に根鉢を崩して、根を傷つけないように丁寧に土を落とします。 球根の先端の上に2cmくらい用土を乗せて、その上にさらに1cmくらいの軽石を敷いて水はけを良くします。 深植えすると球根が腐りやすくなるので注意してください。庭植えの原種シクラメンの管理
基本的には水も肥料も与える必要はありませんが、あまりにも乾きすぎる場合は適宜、水やりします。 砂礫地で肥料分が非常に乏しい場合は、規定の3倍くらいに薄めた液体肥料をあげてください。関連コンテンツ
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