ハイドランジアの鉢植えの夏越し
今回は、梅雨時にきれいに咲いてくれたハイドランジアの鉢植えの夏越しのコツについて解説いたします。 ハイドランジアは日本のアジサイやガクアジサイをもとに欧米で改良されたものなので、基本的には日本の風土に合っています。 でも、改良の過程で少し気難しくなっている面があるので、以下の点に気をつけて、真夏を乗り切ってくださいね。花後に切り戻しをする
アジサイの剪定でも書いたように、ハイドランジアも花後すぐに株元から２節残して切り戻してください。 アジサイの仲間は夏に花芽をつけるので、切り戻しが遅れると花芽を切ってしまって、来年には全く花が咲かなくなります。 一方、ハイドランジアは蒸れには弱いので、切り戻しをせずに日本の真夏を乗り切るのは危険です。 切り戻したら、直射日光の当たらず、風通しの良い明るい日陰に置いて夏越ししましょう。水切れさせない
ハイドランジアは葉が大きいので、真夏には大量の蒸散を行うので、水をかなり消費します。 毎日、しっかり水やりしないと、すぐに葉がしおれてしまいます。 乾きやすい場合には朝夕2回水やりしてもかまいません。 葉がしおれた状態が長く続くと来年の花芽が付きにくくなったり、最悪の場合は枯れてしまいます。 しかし、ハイドランジアは根腐れしやすいので、用土は水はけの良いものにしてください。葉焼けさせない
ハイドランジアのトラブルで意外と多いのは葉焼けです。 もともとアジサイは半日陰の植物ですが、ハイドランジアに大きな花房で咲かせるには日光に当てる必要があります。 しかし、それは春や秋の気候の良い時期の話で、真夏の直射日光に当てると葉の温度が上がりすぎて葉焼けしてしまいます。 真夏には必ず涼しい半日陰に移してください。 どうしても日が当たる場所しかない場合には、寒冷紗などで遮光してください。 その場合、照り返しが強い場合には棚などの上に鉢を置き、下の地面にはスノコなどを敷いておきましょう。関連コンテンツ
夏越しの裏技
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