クレマチス剪定の秘訣
春に豪華な花がいっぱいに咲くクレマチスは日本でも愛好者が多いお花ですよね。 ただ、クレマチスはバラなどよりも少し育てにくいところがあり、その分、人気の点でバラの後塵を拝している部分があります。 なかでも、クレマチスで一番むずかしいのは剪定。 弱剪定や強剪定などの言葉は聞かれたことがあると思いますが、「いまいち良くわからない」とい人も多いと思います。 ここでは、クレマチスの剪定の秘訣について解説していきます。クレマチスの品種
クレマチスの剪定がむずかしいのはクレマチスというのは属名であって、クレマチス属のいろいろな原種から園芸品種が作出されてきたからです。 もとの種が違うので、植物としての性質も若干、異なり、剪定方法も変えたほうがいいわけですね。 クレマチスの品種については別の項目(インターネット園芸大事典 クレマチスの品種) をご覧ください。 基本的には多くのクレマチスは花後に切り詰める程度の弱い剪定を行います。 そして、冬には品種に応じた剪定を行うことになります。 おおまかには系統別に剪定方法が書かれていることが多いですが、最近ではいろいろな系統の交雑から生まれた品種もあるので、注意が必要です。 園芸書などには、早咲き種は弱剪定とか、前年枝に花を付ける品種は弱剪定などと書かれていることが多いですが、購入時の品種の説明書の内容に従って剪定するのが間違いがありません。 なお、クレマチスで早咲き種とはゴールデンウイークくらいまでに開花する品種を言います。クレマチスの弱剪定
モンタナ系やパテンス系、フロリダ系、マクロペタラ、アウピナなどの前年に伸びた枝に花を咲かせる早咲き品種は、秋には花芽が出来ている場合も多いので、秋以降に強剪定をすると翌年の春には花が咲きません。 冬季の剪定も、枯れ枝や古い枝、弱い枝などを取り除く程度の弱剪定にとどめてください。 そして残した枝は支柱などの上の方まで丁寧に誘引してください。 春になるとすでに付いている花芽が咲いたり、少しだけ伸びた新梢の先に花をつけます。 花後にも軽く剪定します。 一季咲きの品種が多く、暑がりの品種も多いので、真夏は半日陰で、できるだけ涼しくなるようにしましょう。クレマチスの強剪定
テキセンシス系やジャックマニー系、インテグリフォリア系、ビチセラなどの冬に地上部が全て枯れるクレマチスは冬季に強剪定を行います。 地際から3−5節程度残して1/3程度に切り詰めてください。 切る場所は充実した芽の少し上です。 残った枝はできるだけ下の方へ誘引しておきます。 耐寒性の低い品種もあるので、早めに剪定して、寒冷地では必ず防寒をしましょう。 春になると新梢が伸びてきますので、下からていねいに誘引していってください。 かなり枝が伸びた5月中旬以降に花が咲いてきます。 なお、このグループのクレマチスは四季咲き性が強いので、花後剪定を行うと、長期にわたって咲かせる事が可能です。クレマチスの任意剪定
任意剪定というと、どうでもいいように感じますが、要するに弱剪定と強剪定の中間程度の剪定を行うということです。 花が咲く時期も中間的な時期の品種が多いようです。 冬季の剪定が強いほど、花が少なく、開花が遅くなります。 ただし、強く剪定した方が花の大きさは大きくなります。 源氏車やマダム・バン・ホーテン、ジョン・ウォーレンなどの品種が、このグループになります。関連コンテンツ
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