冬越しコーナーを作ろう
「寒くなってきたら、早め目に室内や軒下に取り込みましょう」 どの園芸書にも書かれていることですが、これが意外と難しい! 室内のスペースには限りがあるので、鉢数が増えてくると収納できない鉢もでてきます。 軒下にはすでに自転車とか灯油とか、すでにいろいろな物がスペースを占拠してしまっています。 それで、泣く泣く屋外に置きっぱなしにして、結局、枯らしてしまったことはありませんか? もし、お庭にスペースがあるのなら冬越しのためのコーナーを作ってみましょう。 花壇の一部を冬越しコーナーにする手もありますよね。冬越しコーナーの場所
北風が当たらずに日当たりの良い場所がベストです。 北風が来る方向にフェンスやトレリスがあれば、そこに不織布を張って北風を防ぐことができます。 フェンスやトレリスがなければ一時的に簡単なトレリスなどを設置しましょう。北風の防ぎ方
冬越しの最大の敵は北風です。 都会では冬も気温が昔ほど下がらないので、北風さえ防げれば冬越しできる植物は多いです。 フェンスやトレリスを立てて、そこに不織布を張ると風通しを確保しながら北風を防ぐことができます。 ビニールを張ると完全に北風を遮断できますが、美観上の問題があるのと、風通しが悪くなる欠点があります。 保温効果を高めたい場合は、不織布を2重、3重にするといいでしょう。 不織布を張る方法ですが、直接フェンスなどに張るのは意外と難しいです。 まず、フェンスの大きさと同じ長さの棒を用意して、その棒に不織布の端を2,3回巻きつけてからホッチキスで止めます。 4本の棒で4画の不織布の面を作ってフェンスに張りつけると簡単ですね。 このとき、クギや紐を使って棒の部分をフェンスに、しっかりと固定するようにしましょう。 北風避けは1面だけでなく、2面を使ってカギの字型や3角形にした方がいいです。 風が舞う場所や、寒さに弱い植物の場合は、4面使って四角に囲んでもいいですね。鉢の防寒
北風を防ぐだけでも大いに効果がありますが、寒さに弱い植物の場合は、冬越しコーナーに置くだけでは厳しい場合があります。 そのときは、鉢ごと不織布で覆ってしまいましょう。 アサガオや菊栽培用の支柱を鉢に立てて中の植物を保護してから、不織布で覆ってください。 水やりの便利を考えて、裾はクリップで留めておくといいでしょう。 寒さで葉が傷みやすい庭木も、同じような感じで枝ごと不織布で覆うと葉の痛みが少なくなります。関連コンテンツ
冬越しの裏技
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