桜の盆栽
最近、一般の方向けの桜の盆栽が出回るようになってきました。 きれいに咲き誇った桜の盆栽の写真を見られたこともあると思います。 そこで、今回は、桜の盆栽について解説いたしますね。盆栽用の桜の品種
私たちがお花見するのはおもにソメイヨシノです。 それから早咲きの彼岸桜の系統や、遅咲きのヤエザクラの系統などがあります。 ただし、盆栽にするには、大きくなる品種は不適当です。 枝が細かく出て、樹形がまとまりやすい品種が良いでしょう。 最近、盆栽として良く出回っているのが旭山です。 一才桜とも呼ばれ、幼木のうちからたくさんの花を咲かせるので初心者に人気があります。 小型の富士桜の系統も盆栽に良く利用されます。 富士桜と他の品種を交配して、様々な盆栽用の品種が開発されています。 この仲間には枝垂れ富士桜や、秋にも咲く八重咲きの十月桜、早咲きで花色が濃い乙女桜(おかめ桜)などがあります。
花後剪定
初心者の方は、開花株(あるいは蕾の付いているもの)を購入されるといいでしょう。 開花中も鑑賞時以外はできるだけ直射日光に当ててください。 もちろん水切れも禁物です。 花が終わったらすぐに花後剪定します。 普通の品種では、花後剪定は5月中旬までには終わらせてください。 旭山や富士桜系の品種は、枝先を1/3程度に切り詰めてください。 そのとき、元気な葉のすぐ上で切るのがコツです。 シダレザクラの場合も同様に剪定してください。 ただ、目指している樹形がある場合には、その樹形に近づくように、内芽と外芽のバランスを考えて剪定しましょう。 ソメイヨシノなどの大きくなる品種では、主幹を大きく切り詰めてください。 側枝が2枝程度あれば大丈夫です。
春から夏にかけての管理
花後に骨粉などが入った固形の有機質肥料を1鉢に2個くらい置肥してください。 そのとき、コケの上に置くとコケが枯れるので、コケをはがして肥料を置くようにしましょう。 直射日光にしっかり当てて、水も多めにあげてください。 5,6月にはうどんこ病が発生しやすいので、予防的に殺菌剤を散布するといいでしょう。 また、アブラムシや毛虫が発生した場合は、ただちに殺虫剤を散布して防除してください。 真夏の置き場所は西日の当たらない、風通しの良い半日陰です。 良い置き場所がない場合は、梅雨明け前に、寒冷紗やよしずで遮光して、葉焼けを防ぎましょう。 真夏には水切れしやすいので、毎日、朝夕2回、たっぷりと水遣りしてください。 真夏には置肥は取り除いておきます。秋から冬にかけての管理
秋になったら、置肥して、直射日光に当てて、元気に育ててあげてください。 また、秋は植え替えの適期です。 盆栽鉢に植え替える場合は、通常のものよりも深めのものを使用しましょう。 水切れの危険が少なくなります。 真冬には北風の当たらない軒下などに移動します。 鉢土を凍らせないように注意しましょう。 真冬でも3日に1回は水やりしてください。関連コンテンツ
花木栽培の裏技
powerd by 楽市360
楽天市場からのご案内
更新情報・お知らせ
ガーデニンググッズ並木からのお薦めアイテム
|
これで旅行中の水やりも安心ですね!
類似品に比べて使いやすく、壊れにくい製品です。
丸一(株) 雨水タンクまる100Lセット これだけあればすぐに使用可能雨水利用・雨水タンク ※工場ダイレクト商品の為代金引換 不可 価格:28,300円 |
自分の庭にまく水は自分で貯めましょう。
水道代の節約にもなりますしね!
フラワーショップ並木からのお薦めの季節の鉢花、花苗
草花の苗/ハイビスカス:フィジー・ホワイト3号ポット フィジー・ホワイトはフィジー原産のハイビスカスです。印象的な複色咲きです。
苗の状態でのお届けですが、お届け後5号以上の大き目の鉢に植え替えていただくと、1〜1.5ヶ月後に咲き始めます。