種子で殖やすクリスマスローズ
最近のクリスマスローズはメリクロン苗が普及してきましたが、ひと昔前まではクリスマスローズといえば種子で増殖した苗で、どんな花が咲くかは咲いてみないとわからないものでしたよね。 個人でメリクロン苗をたくさん作るのは大変ですが、種からなら意外と簡単にクリスマスローズの苗ができます。 また、自分の好みで、違う品種どうしの交配をすれば、新しい品種ができるかもしれないですよ。 どんな花になるかは、やってみないとわかりませんが、自分で育成した品種で育種家デビューも夢ではないかも。 ちなみに、クリスマスローズは同じ花のおしべの花粉を使った自家受粉からでも、かなりバラエティーにあふれる苗が得られます。
人工授粉
花をほっておくと、昆虫が勝手に花粉をめしべに付けてしまうので、自分好みの交配をするときは、必ず人工授粉をしてください。 人工授粉は2月から3月の晴れた日の日中に行います。 理想的には、おしべ側の花が咲いて花粉が出ていて、めしべ側の花が咲き出した時が良いですね。 ピンセットを使って、おしべを根元から切り取り、おしべの花粉をめしべに付ければOKです。 昆虫があとから他の花粉を持ってこないように、紙袋をかけておくといいでしょう。 花茎に紐などを結んで、どの花の花粉を付けたのか、わかるようにしておきましょう。 おしべ側とめしべ側の開花時期が合わない場合は、おしべだけ冷蔵庫(4℃)で保存することが可能です。 このとき、おしべは必ず密閉容器に入れて乾燥させないようにしてください。 乾燥しなければ1週間くらいは、発芽率に影響がないといわれています。種とり
5月中旬から6月にかけてクリスマスローズの種子は熟します。 熟した種をすぐに取って、休眠させないといけません。 100粒くらいまでの種を茶漉しの紙袋に入れて、小粒の赤玉土を入れた鉢の中に埋めてください。 たっぷり水をあげて、9月まで、日光と雨のあたらない涼しい場所で管理します。 乾いてきたら、水遣りしてくださいね。種まき
休眠させた種子は9月に種まきします。 5号鉢に50粒程度まくといいでしょう。 用土は小粒の赤玉土と鹿沼土を等量まぜてください。 1cmくらい覆土して、たっぷり水まきしてください。 日光と雨と北風の当たらない場所で管理します。 真冬になってから発芽しますので、乾燥させないようにしましょう。 本葉2枚になったら、3号ポットに1苗ずつ移植します。 移植は4月上旬までに行うといいでしょう。 開花は最低でも発芽後2年はかかります。 どんな花になるか楽しみにしながら、苗を枯らさないように気をつけて管理を続けてくださいね。関連コンテンツ
インターネット園芸大事典 クリスマスローズ
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苗の状態でのお届けですが、お届け後5号以上の大き目の鉢に植え替えていただくと、1〜1.5ヶ月後に咲き始めます。