シクラメン トラブル診断
12月の鉢花と言えば、シクラメンですよね。 でも、シクラメンほどトラブルの多い鉢花も、あまりありませんよね。 そこで、今回はシクラメンのトラブル診断をいたしましょう。 あなたも、一度は、こういう症状にしてしまったことがあるでしょう？株全体がしおれてしまった
株元の鉢土が乾いていたら水切れが原因です。 底面給水鉢の場合は、吸水口から水を足してあげましょう。 普通の鉢の場合は、球根に水がかからないように注意しながら、少し控えめに水やりしてください。株元の鉢土が湿っていて株が萎れてしまった場合は、危険信号です。 エアコンなどの温風が直接当たっていないか、あるいはシクラメンの鉢を置いている場所が、低温になりすぎていないか、確かめましょう。
葉や花にカビが生えた
カビが生えると、すごく心配される方がおられますが、球根がしっかり固ければ、症状としては軽い方です。 湿度が高く風邪通しが悪いのが原因なので、いったん鉢土を乾かして、お日様に当てて日光消毒しましょう。 この時、屋外の寒風に長時間さらさないでくださいね。 カビが生えた葉や花は、清潔な手でひねるように抜き取ってください。 花が終わった花茎や枯れた葉のついた茎も同様に抜き取ります。 ベンレート剤などで殺菌するとカビが生えにくくなります。 また、水やりの時に葉や花に水がかからないようにしましょう。 球根も腐って柔らかくなっていたら、復活できませんので、他の植物にうつすまえに株ごと処分しましょう。葉が黄色くなった
下葉から少しずつ葉が黄色くなるのは肥料切れのサインです。 規定濃度よりやや薄めの液体肥料を施してみましょう。 下葉を中心に黄色い葉が出てきた場合は、日光不足の場合もあります。 できるだけ、日中は窓際に置いてお日様に当ててあげましょう。 また、葉組を行って、まんべんなく日が当たるようにすると効果があります。 急激に株全体が黄色になるのは病気の可能性が大です。 病気の葉を抜きっとってから殺菌剤を少し土にしみこませておきましょう。 なお、葉の裏に粒々があって、それらが少し動いているようならハダニです。 殺ダニ剤を散布して退治しましょう。花が咲かない
花が咲いてない株を購入したけれども、花が咲かないのは、急激な環境の変化で蕾が落ちたか、シクラメンの体力がなくなったかのいずれかです。 まず、暖房のない室内の直射日光の当たらないところに置いて、養生させましょう。 調子が出てきたら、普通の置き場所で管理してください。 この冬には咲かないかもしれませんが、体力が戻れば春に咲くことがあります。関連コンテンツ
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