プリムラ シネンシスはもともと中国の四川省原産のプリムラ(サクラソウの仲間)です。
プリムラ シネンシスというと日本のサクラソウを真っ白にしたものという感じがしますが、
これはステラタ系のプリムラ シネンシスですね。
花びらが少し波立っているフィンブリアタ系は白以外にピンクや赤、オレンジや青紫の花色があります。
基本的にプリムラ シネンシスは暑さ寒さに弱く、強い日光にも弱い植物です。
他のプリムラ類と同じく、東京以西で夏越しするには工夫が必要です。
ただ、白い可憐な花姿がお好きな方も多いようですので、一年草と思って育ててみるのもありかもしれません。。
また、半日陰で十分に開花できるのも魅力ですね。
最近はサーティーワンのようなきれいな花色で花付きの良い品種も出てきましたので、是非、挑戦してみてくださいね。
プリムラ シネンシスの育て方
秋にポット苗が出回るので、それを市販の園芸用培養土で小さめの鉢に植えつけてください。
夏越しを考えるのであれば、山野草鉢や素焼き鉢のような通気性の良い鉢を使いましょう。
東京以西では庭植えはオススメしませんが、西日が当たらなくて、風通しの良い軒下や雨の当たらない木の下に
植えつけてください。
過湿に弱いので、植え付け場所には腐葉土などで土質の改良をしておきましょう。
プリムラ シネンシスは寒さにも弱いので庭植えの場合は寒冷紗で防寒する必要があります。
鉢植えの場合は明るい室内に取り込みましょう。
耐寒温度はステラタ系で-2度、フィンブリアタ系で0度です。
鉢植えの場合は鉢土の表面が乾いたら、しっかり水やりしてください。
また、肥料食いなので、生育期間中は液体肥料を1ヶ月に1回程度あげてください。
梅雨時に灰色カビ病になりやすいです。
直接、雨に当てず、花がらや枯れた葉は早めに根元から取り除き、時々消毒すると良いようです。
夏越しするには山野草なみの管理が必要です。
2年に1回は春か秋の気候の良いときに植え替えをしてください。
ただし、プリムラ シネンシスは古株になると枯れやすいようです。
プリムラ シネンシスは種子で殖やすことができますが、改良品種では種をつけても親と同じにはならないことが多いので、ご注意ください。