プリムラ ブルガリスはヨーロッパで自生しているサクラソウのことで、英語でプリムローズと言うのは、もともとはこのプリムラ ブルガリスのことですね。
明るく華やかな花色ですが、野生種なのでまわりの自然に溶け込み、ナチュラルな雰囲気を好むイングリッシュガーデンなどに多用されてきました。
プリムラ ブルガリスは昔からハーブとしても使われていました。
花や葉はサラダにして食べることもできます。
プリムラ ブルガリスの育て方
プリムラ ブルガリスは乾燥しすぎない明るい半日陰が好きな植物です。
春と秋に苗が販売されていますので、適当な場所に植えつけるか鉢植えにするといいでしょう。
高さ10cmくらいの株にたくさんの花が咲きますが、種を採らないのであれば早めに花がらを摘んでおきましょう。
鉢植えの場合、春と秋の生育期間中は2週間に1回くらい液体肥料をあげるといいでしょう。
庭植えの場合は、よほどやせた土壌でないかぎり、他の植物にあげた肥料分が流れてくるので、あえて肥料をあげる必要もないでしょう。
プリムラ ブルガリスは乾燥には弱いので水切れさせないように注意してください。
特に夏場は鉢植えの場合は朝夕2回、水やりする必要があります。
プリムラ類の中では暑さに強い方で、風通しの良い半日陰であれば庭植えでも夏越し可能です。
庭では夏に消えてしまうような暖地では水冷鉢や二重鉢などに植えて、涼しくなるように管理してください。
耐寒性は強いので庭植えで越冬可能です。寒冷地の場合は寒冷紗をかけてあげるといいでしょう。
環境が良ければ、花を摘まずに種ができるようにすると、こぼれ種で殖えていきます。
積極的に殖やしたい場合は、自然にさやがはじける寸前に種子を取り出して、取り蒔きしてください。
もちろん、株分けで殖やすこともできます。