コチョウラン
コチョウランは東南アジア原産のランで、花の形が蝶のように見えることからコチョウランと呼ばれています。
お祝い事やお見舞いのギフトとしてコチョウランの花鉢は人気があります。
高温多湿を好み、株分けがむずかしいことから以前はかなり高値でしたが、
生長点培養の技術と東南アジアからの苗の輸入が増えてお求めやすくなりました。
コチョウランの育て方
加温設備のある温室やフレームがないときれいなコチョウランの大輪花を咲かせるのは困難でしょう。
コチョウランのギフト鉢をもらったら直接温風の当たらない暖かい場所に置きます。
水やりは水ごけがしっかり乾いてから控えめに与えてください。
ご家庭でコチョウランの栽培に挑戦される場合でも最初は花付き鉢をお求めになる方が無難です。
できれば3月以降に購入すると冬越しの心配をしなくて楽でしょう。
また、ミニコチョウランは比較的低温に強いので、ご家庭での栽培に適しているでしょう。
コチョウランは真冬でも最低温度は17度はほしいところです。
最低温度を管理する時には
最高最低温度計で実測されることをお奨めします。
1日中直射日光が当たる場合は、レースのカーテンなどで遮光した方がいいでしょう。
コチョウランは水ごけがしっかり乾いてから水やりしないと根腐れします。
乾きすぎるようでしたらスプレーで軽く霧吹きしてやります。
特につぼみの時期はつぼみが落ちやすいので温度、湿度には十分注意しましょう。
また、水温も15度くらいはないと株に悪影響を与えます。
コチョウランの株は、春になっても6月になるまではフレームの外に出してはいけません。
ギフト鉢で寄せ植えになっているものは1つずつにばらして、
腐っている水ごけをていねいに取り除き、素焼き鉢に堅めに植え替えます。
コチョウランで1本植えのものでも内側がポリポットになっている場合は、
同様に素焼き鉢に植え替えてやりましょう。
その他の場合はよほど根腐れしている場合を除いて、
コチョウランは植え替えない方がいい結果になることが多いようです。
コチョウランの植え替えに使うピンセットなどはあらかじめきっちり消毒します。
また、ウイルス病にかかっているものは水ごけごと焼却処分にし、
鉢もきれいに洗って日光消毒しないといけません。
コチョウランは最低気温が20度くらいになってから、80%遮光した棚上に移します。
夏場は乾きやすいので、水ごけが乾いたらしっかり水遣りします。
肥料は夏場に3000倍程度の液体肥料を月に2度くらい与えます。
コチョウランは9月になったら気候を見ながら最低気温18度くらいを目安にフレームなどへ入室します。
コチョウランは、霜が降りなくても急に涼しくなると枯れてしまうことがありますので、注意しましょう。
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