リカステ
リカステ(Lycaste)という洋ランをご存じでしょうか?
植物学的にはラン科リカステ属の植物で、原生地は中南米で高地から低地まで広く分布しています。
リカステは大きな3枚のがく片が3方向に開く3角形の可愛いお花ですね。
葉はエビネのような葉です。
実は、リカステの育種では日本が群を抜いて進んでおり、たくさんの新品種が作出されています。
皆さんもリカステに挑戦してみませんか?
リカステの育て方
リカステを始めるには、冬に開花株を購入されるのがいいでしょう。
花色や花形の好みのもので、バルブがしっかりしているものを選んでください。
冬は当然、リカステは室内で管理しますが、風通しが悪いと炭素病になりやすくなります。
できるだけ日光に当てて、晴れの日には水やりしてください。
1週間に一度は2000倍程度の液肥をあげましょう。
リカステの夜間の最低温度は5度です。
しかし、高すぎても株が弱りますので、夜温10度以上にならないようにしましょう。
ゴールデンウイークが過ぎたころに、屋外の日当たりと風通しの良い場所に移します。
水やりと液体肥料は冬場と同じですが、別に置き肥してもいいでしょう。
梅雨に入る前に、殺菌剤で株全体を消毒しておきます。
園芸植物としてのリカステは高地の熱帯雨林の中に着生していたものから育種されたようで、耐暑性があまりありません。
ですからリカステにとって夏を乗り切るのが大事になります。
70%遮光してください。屋外なら風通しの良い広葉樹の木の下がいいでしょう。温室内の場合は必ず扇風機をまわしてください。
暑い日は夜間に鉢の外側と置き場所のまわりをたっぷり潅水してください。
これだけで、かなり夜温を下げられます。
真夏はリカステは休眠状態なので肥料はやりません。鉢土への水やりも少なめにしてください。
秋になって涼しくなったらリカステも元気になります。
この時期のリカステは水をほしがりますので、晴れた日にはたっぷり水やりしてください。
液肥も薄めでリン酸やカリの比率の高いものを与えてください。
寒くなる前に、株全体を予防的に殺菌しておきましょう。
夜温が10度を切るようになったら室内の日当たりの良い場所に取り込みましょう。
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