デンファレ
ファレノプシスタイプのデンドロビウムのことをデンファレと言います。
正確にはデンドロビウム ファレノプシスという原種から改良されたグループです。
花の形は似ているのですが、ファレノプシス(胡蝶蘭)とは全く別の種類です。
きれいでかわいいことから、洋ランの中で、切り花としての出荷量が一番多いのがデンファレですね。
最近は、育てやすいミニデンファレの鉢が良く出回っています。
貴女も、かわいいデンファレを育ててみませんか?
デンファレの育て方
高さ20cmくらいのミニデンファレは、比較的寒さに強く育てやすいので、洋ラン初心者にもお勧めです。
グローバルビレッジやプチケーキなどの品種があります。
一方、大株になるデンファレは寒さに弱く、日焼けや根腐れを起こしやすいので、胡蝶蘭やカトレア並みの丁寧な管理が必要です。
冬に購入したデンファレは、ともかく寒さに当てないようにしましょう。
デンファレの最低栽培温度は10度です。
10度以下になると根腐れを起こして、枯れてしまいます。
デンファレは、できればガラス越しの日光に当てた方が良いですが、窓際は夜間に冷えるので、温度管理にはくれぐれも注意してください。
日当たりが悪い場合は、
植物育成用の蛍光灯などで補光してください。
エアコンの風が当たる場所に置くのは厳禁です。
乾燥しすぎるようでしたら
室内用ガラス温室の中に入れるか、株全体をビニール袋を覆ってください。
デンファレは温度が低い時に水やりしすぎると根腐れしますので、株の根元の水ゴケが乾いてから水やりするようにしましょう。
真冬の水やりは1カ月に1回程度でもかまいません。
ただし、室温が高い場合は、適宜、調節してください。
花が終わったら花茎の付け根から切り取ってください。
デンファレを外に出すのはゴールデンウイークの後です。
デンファレは日焼けしやすので、外に出すときは、直射日光には当てず、少しずつ明るさに馴らしてあげてください。
デンファレの屋外での置き場所は、他の植物や洗濯物などの陰になるような、風通しのよい半日陰です。
ハンギングにするのもいいでしょう。
春と秋は1週間に2回程度水やりしてください。
5,6月には1週間に1回、2000倍希釈の液体肥料をあげると効果的です。
また、この時期に緩効性の化成肥料を置肥しておくと、大株に育てることができます。
7月から水やりの回数を増やして、乾かさないようにしましょう。
真夏には毎日、水やりしますが、肥料は施しません。
秋になったら、水やりの回数を減らしてください。
デンファレの本来の開花時期は10月から12月ですが、ギフト株から始めたものは、2,3年は開花時期が狂うことがあります。
デンファレは5月下旬に植え替えができます。
ギフト鉢などで、寄せ植えになっている場合は、1株ずつ別の鉢に植え替えましょう。
栽培用の鉢は素焼き鉢がいいでしょう。
古いバルブの側の水ゴケを取り除いてから、根鉢の下1/3くらいも切り取ります。
新芽がある側にスペースをあけて新しい水ゴケで植え付けてください。
なお、一般の方は無理に株分けしようとはせずに、大株で楽しまれるのがいいでしょう。
今月の園芸作業 洋ラン
デンドロビューム(ノビル系)
デンドロビウムム(クール系)
タイマーで自動で水遣りする優れものです。
これで旅行中の水やりも安心ですね!
類似品に比べて使いやすく、壊れにくい製品です。
関東は水不足で取水制限が開始されました!
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水道代の節約にもなりますしね!
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