デンドロビウム
華やかな花色が特徴的なデンロドビュームは、奥様方に大人気の洋ランです。
特にデンドロビウム ノビルをもとに改良されたノビル系の品種は、低温に比較的強いので、
デンドロビウムを始めるのにうってつけでしょう。
デンドロビウム(ノビル系)の育て方
デンドロビウムを最初に栽培されるときは、冬に開花株を購入するのが良いでしょう。
開花株は花の色や形がわかるので、間違いがないです。
デンドロビウムの置き場所は室内の日当たりの良い場所で、少し窓からは離してください。
ストーブの近くに置くのは厳禁です。
そうかと言って、デンドロビウムを寒くて暗い玄関に置くとかなりの確率で枯れてしまいます。
最低温度は10度を維持し、できれば昼間は15度くらいになるのが理想です。
最低温度を管理する時には
最高最低温度計で実測されることをお奨めします。
冬場は1週間に1回程度、軽く水遣りするくらいでいいのですが、
室温が高くて乾きやすいときは、水遣りの量を増やしてください。
ノビル系のデンドロビウムはバルブから直接に花が咲きます。
ですから、シンビジウムのように花茎を根元から切って生け花にすることはできません。
デンドロビウムのバルブを切ってしまうと、養分が失われて弱ってしまいます。
花がしおれてきたら、バルブから出ている花茎の根元から切ってください。
デンドロビウムは花が終わったら4月に新しい水ごけで植え替えましょう。
特に化粧鉢に入れて市販されている株は、そのままでは育てることができませんので、
必ず素焼き鉢に植え替えてください。
デンドロビウムの株はゴールデンウイークあたりの暖かい日に屋外の風通しの良い棚上に移します。
直接、庭の土の上やベランダのコンクリートの上には置かないでください。
夏場は50%の遮光ネットを張るのを忘れないように。
庭木の下は光量が少なすぎてデンドロビウムにとっては、よくありません。
デンドロビウムは水が大好きですので、水は鉢底からあふれるくらいたっぷりとあげてください。
特に真夏は早朝と夜の2回水遣りした方がいいでしょう。
夜は葉やまわりの棚板にも水をかけて温度を下げてやってください。
肥料は5月と6月に骨粉と油粕を固めた固形肥料を施します。
梅雨が明けるまでは、2週間に1回、液体肥料の2000倍希釈液を水遣り代わりに施してください。
真夏には肥料は施しません。
秋は最低気温10度が維持できるなら、デンドロビウムはできるだけ屋外に置いて低温に会わせてください。
この時には水遣りはかなり控えめにします。
これで、花芽分化が起こります。
11月になれば最低気温も下がってきますので、デンドロビウムは室内に取り込みましょう。
これからは1週間に1回程度、たっぷり水遣りしてください。
肥料は施しません。
ノビル系のデンドロビウムでは、
窒素肥料が多すぎたり、低温処理が不十分だと花芽が高芽になってしまいます。
高芽は春に切り取って、ミズゴケで植えつければ、何年かすると開花するくらいの株になります。
デンドロビウムの鉢いっぱいに根がまわってしまったら、春に株分けします。
株を鉢から抜いて、ていねいに古いミズゴケを取り除き、消毒したナイフでバルブ3本くらいずつに
株わけします。バルブの数が少ない時は株わけせずに、
鉢をひとまわり大きくして植え替えてください。
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