秋咲きカトレア
洋ランの女王と呼ばれるカトレアは、豪華で、また女性好みのピンク系の色が多いこともあってギフトの開花鉢として多く出回っています。
また、冬から春にかけて開催される洋ラン展でもカトレアは主役になっていますので、洋ラン展で開花鉢などを購入された方も多いことでしょう。
しかし、その豪華さとは反対に、カトレアは初心者には育てにくい洋ランですね。
一般のカトレアは低温と直射日光に弱く、冬や春に咲くので、開花までの蕾の時期が低温期になり、一般家庭では温度不足になりがちです。
ところが、最近、カトレアにも秋咲きの品種がでてきました。
秋咲きのカトレアは夏にシースが出てきて秋に開花するので、蕾から花が咲くまでの時期に低温を心配する必要がありません。
そのため、秋咲きのカトレアは初心者向きの品種として、洋ラン専門店などで注目を集めてます。
あなたも、秋咲き品種で、カトレア栽培にチャレンジしてみませんか?
秋咲きカトレアの育て方
マルセラコス ピンクマーベルやカーべラビューティー ソングオブキャナリーなどの秋咲き品種の苗は、洋ラン専門店から通信販売などで購入するといいでしょう。
春に購入した開花見込み株は、根鉢を崩さずに、そのまま素焼き鉢で管理しましょう。
秋咲きカトレアの株はGW頃に屋外の風通しの良い半日陰に出します。
直射日光に当てると葉焼けするので、50%の遮光ネットを張るか、常緑樹や洗濯物などの陰になるような場所に、レンガやスノコなどを使って、鉢を直接地面に置かずに、鉢の下を空気が通るようにしましょう。
水やりも、植え込み材料のミズゴケがしっかり乾いてから、たっぷり水やりしてください。
肥料は緩効性の化成肥料を置き肥するとともに、洋ラン用の液体肥料を、洋ラン用の希釈倍率で、1週間に1度あげてください。
シンビジウムなどど違って、夏以降も、花が咲くまで肥料は施します。
6月くらに新芽が大きくなってきたら支柱を立ててあげましょう。
6月くらいからは水やりの回数を増やしていきます。
真夏は、高温障害を防ぐために、夕方に水やりしてください。
秋咲きカトレアは低温に弱いので、10月中旬までには、日の当たる室内に取り込んでください。
花が終わったら、水やりを減らして、用土を乾かし気味に管理します。
カトレアの葉が白っぽくなったらカイガラムシの仕業です。
古い歯ブラシなどで、しっかりカイガラムシを落として薬剤散布しておきましょう。
秋咲きカトレアは2-3年に1回、4月に植え替えましょう。
用土は水ゴケのみ、鉢は素焼き鉢を使いましょう。
新芽側以外の古い植え込み材料を取り除き、水ゴケで植え付けます。
その時、小さめの鉢に、水ゴケをしっかり詰め込むのがコツです。
カトレアなどの洋ランは生長点培養で殖やしますが、特別の機材が必要なので、一般の方には難しいです。
無料レポート 今月の園芸作業 洋ラン
洋ラン栽培の初心者を対象に、毎月毎月、どのような作業をすればきれいな洋ランを咲かせることができるのかを、簡単に解説しております。
タイマーで自動で水遣りする優れものです。
これで旅行中の水やりも安心ですね!
類似品に比べて使いやすく、壊れにくい製品です。
関東は水不足で取水制限が開始されました!
自分の庭にまく水は自分で貯めましょう。
水道代の節約にもなりますしね!
PR