センリョウ(千両)
お正月の飾りに使う、おめでたい植物を縁起植物と言います。
その縁起植物の中でも最も有名なのがセンリョウ(千両)ですね。
赤い実がたくさん付くセンリョウは、お金を引き寄せるという期待もこめて、お正月の寄せ植えや生け花、お飾りなどに好んで使用されますよね。
センリョウにマンリョウ(万両)、アリドオシ(一両とも言います)を加えて、「千両、万両、有り通し(いつもある)」ということで、3つの植物の寄せ植えも人気です。
他にも百両(カラタチバナ)や十両(ヤブコウジ)なども、その斑入りの品種が江戸時代には高額で取引されて、「金生樹」と言われていました。
ちなみに、センリョウはセンリョウ科、マンリョウ、カラタチバナ、ヤブコウジはヤブコウジ科、一両はアカネ科の植物です。
センリョウはマンリョウなどの他の植物と違って、葉の上に赤い実が付くので、寄せ植えやお飾りなどに使いやすいですね。
センリョウは寒さに弱いので、庭植えできるのは西南暖地のみになります。
ただ、お正月前にはガーデニングセンターなどに大量に出回るので、寄せ植えやお飾りの素材として不足することはありません。
センリョウには赤い実の野生種のほか、実が黄色や白色の園芸種や斑入りの品種もあります。
センリョウ(千両)の育て方
北陸や関東以北では通年、鉢植えで管理します。
西南暖地で庭植えする場合は、明るい日陰で、北風の当たらない場所に植え付けてください。
夏の直射日光が当たると葉焼けしますし、冬の北風が当たると枯れてしまいます。
植え付け時に水を十分与えれば、よほどのことがない限り、庭植えの場合は水やりは不要です。
鉢植えの場合は、鉢土が乾いたら、しっかり水やりしてください。
また、霜が降りる前に室内に取り込むようにしましょう。
寒肥やりは遅めに3月上旬に行います。
また、6月上旬にも、少し肥料をあげるといいでしょう。
肥料は固形の有機質肥料を置肥するのが便利ですね。
お正月の寄せ植えなども、植え替えは4月まで待って行ってください。
センリョウの植替えは9月下旬にも行えます。
鉢植え用の用土は赤玉土:腐葉土が2:1くらいでいいでしょう。
センリョウは種で殖やすことができます。
お正月が過ぎたら実を取って、果肉を丁寧にはがします。
種だけになったものを濡れティッシュにくるんでビニール袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存します。
4月になったら、保存していた種を赤玉土を入れた浅鉢に蒔きます。
発芽するまで、乾かさないように管理してください。
斑入りの園芸種などは種をまいても発芽しない場合があります。
この時は、挿し木で殖やしてください。
5月下旬に、その年に伸びた新芽を切って、赤玉土を入れた浅鉢に挿し木していきます。
発根するまで乾かさないようにしてください。
鉢上げは翌年の4月に行います。
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