ちょうど桜が咲く頃に葉が出る前に赤紫の小花をいっぱい咲かせてくれるのが
ハナズオウですよね。
アメリカハナズオウはハナズオウと同じ属の別種で、名前の通りアメリカ原産の植物です。
ハナズオウと比べて耐寒性が高いのですが花数はかなり少なくなります。
ただし、アメリカハナズオウはフォレストパンジーという品種が有名で、花の後にハートの形をした鮮やかな赤紫色の新葉を出したときが一番きれいですね。
初夏までこの色が続き、夏になると徐々に緑がかっていきますが、秋まで観賞価値のあるきれいな葉が楽しめます。
もちろん春には薄いピンクの花をたくさん咲かせてくれます。
黄金葉のハートオブゴールドという品種もあります。
まだお持ちでない方には、お庭に最低1本はアメリカハナズオウを植えることをオススメします。。
アメリカハナズオウの育て方
アメリカハナズオウの植え付け適期は真冬の2-3月です。
日当たりの良い場所に植えつけてください。
日当たりが悪いと花付きが悪くなりますし、葉数も少なくなります。
また、水はけが悪いと夏場に弱るので、水はけが悪い土壌の場合は川砂などを入れて土壌改良するといいでしょう。
ハナズオウと同じマメ科の植物なので根に根粒菌がいて空気中の窒素を固定してくれるので、窒素肥料は不要です。
アメリカハナズオウはやせ地でも育つ植物なので、油粕と骨粉を1:1に配合した肥料を真冬と8月末に少しだけ施すだけで大丈夫です。
病害虫には強いですが、まれにテッポウムシがつくことがあるので注意しましょう。
アメリカハナズオウは自然な樹形を楽しむことができるので、基本的には剪定は不要です。
しかし、最終樹高が5mにもなるので、コンパクトにまとめたいときは背の低いうちに早めに剪定するといいでしょう。
ただし、夏には既に花芽ができているので、夏から秋にかけて強剪定すると翌春に花がさきません。
冬になって落葉すると花芽がわかるようになるので、花芽を確認しながら剪定してください。