オリーブ
最近、イタリア料理もようやく日本に定着してきましたよね。
イタリア料理や南仏料理、スペイン料理に欠かせないのがオリーブですが、実はオリーブは日本でも実ができるんです。
ところが、「オリーブ実がならない」というお悩みが多いのも事実です。
でも、異なる2つ以上のオリーブの品種を育てれば実はなります。
オリーブは常緑の葉がきれいですし、5月にはかわいい花が咲くし、実も次第に色づいて最後に黒くなるという、園芸マニアには愉しみの多い果樹なんですよ。
コツさえわかれば育てやすい植物ですし。
オリーブの品種
まず、日本でのオリーブの産地、小豆島で多く栽培されているのがルッカという品種です。
花期が長いので、受粉樹として最適です。
鉢植えにして、他の品種の花が咲いたら隣に移して受粉させてあげましょう。
実は小さいですが、果実の中に油が25%も含まれています。
受粉用の品種としてはネバディロ・ブランコもお薦めです。
スペインで広く栽培されているオイル用の品種です。
ベランダなどで栽培するにはミッションがいいです。
スリムな樹形なので場所をそれほど取りません。
実の形がハート型でかわいいですよ。
寒さにも比較的、強い品種です。
大きな丸い実をつけるのがマンザニロ。
樹高が低く、枝が横に広がるので、大量に生産する場合には収穫しやすい品種です。
これらの品種の中から2品種以上、選んで、育ててください。
どうしても1本しか育てられない場合は、ルッカを選び、できれば、お友達などから別の品種の花粉をもらって人工授粉してください。
オリーブの育て方
オリーブは厳寒期を除き、いつでも苗の植え付けができます。
オリーブは日光も水も肥料も大好きな植物です。
まず、鉢植えの置き場所は日当たりと風通しが良い場所にしましょう。
鉢底石を入れたら、根鉢を軽く崩して、市販の草花用培養土で植え付けてください。
支柱を立てて、苗木を支柱に結びつけます。
そして、しっかり水やりしてください。
植え付け後も、乾いたら、しっかり水やりしてくださいね。
冬季も水やりを忘れないようにしましょう。
真夏と11月から2月はじめ以外は、緩効性の化成肥料などを置肥してください。
実を多くならせるには、それなりの肥料が必要です。
もうひとつ、果樹で大事なのは、剪定です。
適度な剪定によって、樹の内部まで、光や風が通るようにすることで、病害虫に侵されにくくなり、健全に成長するようになります。
ただし、花芽のついた枝を切れば、花が咲きませんから、当然、実もなりません。
鉢栽培のオリーブの場合は、不要な枝を取り除く弱剪定を1年を通じて、適宜、行いましょう。
切るのは枯れた枝、他の枝と交叉している枝、株元から出ている弱い枝などです。
オリーブで一番怖い病気は炭そ病です。
実にしみができたように見えますが、放っておくと樹全体に広がりますので、早めに取り除いてください。
害虫としてはハマキムシ、テッポウムシ、コガネムシ、スズメガ(幼虫)、オリーブアナアキゾウムシなどです。
食べるものなので、できるだけ薬剤散布を控えて、樹全体をよく観察して、補殺するようにしましょう。
おがくずのような木くずを見つけたら、テッポウムシやアナアキゾウムシなどが樹の中に入り込んでいる可能性がありますので、注意してください。
穴を見つけたら、そこから掘り進んで、幼虫をピンセットを引きずり出しましょう。
タイマーで自動で水遣りする優れものです。
これで旅行中の水やりも安心ですね!
類似品に比べて使いやすく、壊れにくい製品です。
関東は水不足で取水制限が開始されました!
自分の庭にまく水は自分で貯めましょう。
水道代の節約にもなりますしね!
PR