トウテイラン(秋咲きベロニカ)
トウテイラン(洞庭藍)という名前に聞き覚えがないと思いますが、ランではなくて、日本原産のトラノオ(ベロニカ)の仲間です。
トウテイランという名前は中国の洞庭湖の湖面の青色に由来しているそうです。
今も隠岐の島などの海岸に自生していますが、鳥取県では絶滅危惧I類になっています。
ただ、基本的には暑さ寒さに強い丈夫な多年生の植物で、一部の園芸業者が苗を販売しています。
普通のベロニカよりも、少し淡い透明感のある青色のきれいな花です。
葉や茎に白い毛が密生していて、花がなくても、シルバーリーフがきれいですよ。
なお、現在、5か所くらいしか自生地がないようなので、絶対に自生地では無断採取しないでください!
トウテイラン(秋咲きベロニカ)の育て方
海岸砂丘のような土地で自生している植物なので、苗を入手したら水はけの良い砂質の用土に植え付けてください。
できれば地植えは避けて深鉢に鉢植えにして、日当たりと風通しの良い場所に置いてください。
鉢植えの場合は、桐生砂に赤玉土や腐葉土を加え、骨粉入りの有機質の固形肥料を置肥してください。
日当たりが悪いと花が咲かなかったり、葉に白い毛が密生しなくなったりします。
植物の様子を見ながら、しっかり水やりしてください。
真夏に乾きすぎる場合は、腰水します。
ただし、蒸れないように注意しましょう。
また、真夏には固形肥料は取り除きましょう。
トウテイランは夏から秋に花が咲き、晩秋に紅葉し、真冬には地上部が枯れます。
花後に切り戻し剪定をしてください。
トウテイランにはアブラムシがつくことがあるので、注意しましょう。
通常は株分けで殖やしますが実生や挿し木でも殖やすことができます。
根詰まりすると弱るので、1,2年に1回、植替えましょう。
タイマーで自動で水遣りする優れものです。
これで旅行中の水やりも安心ですね!
類似品に比べて使いやすく、壊れにくい製品です。
関東は水不足で取水制限が開始されました!
自分の庭にまく水は自分で貯めましょう。
水道代の節約にもなりますしね!
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