シュウメイギク
シュウメイギク(秋明菊)と呼ばれていますが、実際にはキク科ではなくて、アネモネに近い仲間です。
秋明菊は茶花として好まれるほか、山野草を中心とした和風のお庭の半日陰を飾るのに適した植物ですね。
秋明菊の原産地は中国ですが、昔から日本で栽培されていました。
古くは貴船菊と呼ばれていたようです。
英名は実は「ジャパニーズ アネモネ」です。
シュウメイギクは変異を起こしやすい性質があるため、現在では、多数の園芸品種が流通しています。
シュウメイギクの品種
昔からあるシュウメイギクは70-90cmくらいの草丈になる高性種です。
シュウメイギクは変異を起こしやすいため、花色は赤紫やピンク、白など多彩で、
花弁の形も丸弁や菊弁があり、花弁の数も5弁から八重まであります。
最近は、草丈30cm程度のチャボシシュウメイギクと呼ばれるミニシュウメイギクが盛んに流通しています。
高性種は花壇の後方にススキなどと一緒にたくさん植えるとと風情が出ます。
ミニタイプのものは一般に鉢植えとして利用します。
シュウメイギク(秋明菊)の育て方
シュウメイギクは湿ったのが好きで、直射日光がそれほど好きではない植物です。
その点さえ理解できれば、手間のかからない、栽培しやすい植物ですね。
秋明菊の苗は3月に植えつけましょう。
場所は西日の当たらない、夏には半日陰になるような場所が良いでしょう。
植え穴には腐葉土などを多めにすきこんでやります。
元肥としては牛糞や鶏糞などの有機質肥料を施します。
シュウメイギクは乾燥に弱いので、
雨が降らずに乾燥しているときには、しっかりと水遣りしてください。
夏は蒸れるので、水遣りは夕方にしましょう。
花時には花がらをこまめに摘み取りましょう。
冬になったら、枯れた地上部を株元から切り取ってください。
シュウメイギクは、春には株分けや根伏せで株を殖やすことができます。
生育が早いので、3年に1回程度は植え広げした方が良いでしょう。
シュウメイギクは放任して群生させた方が見栄えが良くなります。
病虫害で大きな被害がでることはあまりありませんが、
風通しを良くして水切れさせないようにして予防してください。
鉢植えの場合も上記の花壇植えと基本は同じですが、
シュウメイギクは生育旺盛な植物なので、すぐに根鉢がいっぱいになってしまいます。
毎年、4月には必ず植え替えをしましょう。
また、夏場は必ず半日陰の涼しい場所に置き、水切れさせないように湿り気味に管理してください。
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