オーナメンタルグラス
オーナメンタルグラスって聞きなれない植物名かもしれませんが、ススキみたいな感じで線状のきれいな葉を観賞する、イネ科やカヤツリグサ科、イグサ科の園芸植物を指します。
植物園や公園をよく見ていると、これらのオーナメントグラスを上手に利用しているのがわかります。
オーナメントグラスには、さまざまな種類があり、日光を好むものも、日陰を好むものもあります。
また、生育条件もさまざまですので、よく確かめてから購入するようにしましょう。
オーナメンタルグラスの使い方
オーナメンタルグラスは縦のシャープなラインや、周囲に弧を描くようなラインを作り出します。
ですから、これらの植物を花壇や寄せ植えに植え込むことによって、他の草花にはないアクセントをつけることができます。
また、ベランダやテラスなどに鉢植えとして置くことによって、場を和ます効果も得られます。
下垂性のオーナメンタルグラスを花壇や寄せ植えの端に植え込むことで、花壇や寄せ植えと壁などとの境目がなくなり、風景全体としての一体感を演出することができます。
暑さが苦手なオーナメンタルグラス
カレックス・プラティフィラやエリムス・グラウクス、ボウテオウア・グラキリスなどは暑さが苦手な植物ですが、寒さには強い植物です。
従って寒冷地向きですね。夏場は休眠します。
暑さにも寒さにも強いオーナメンタルグラス
ヤクシマススキ、タガネソウ、フウチソウ、カラマグロスティス、ペニセツム・アロペクロイデスなどは暑さ、寒さに強い丈夫な植物ですね。
冬季は休眠します。春になったら古い葉をすべて刈り取ってください。
そうすることで、きれいな新しい葉を観賞できるようになります。
寒さが苦手なオーナメンタルグラス
ペニセツム・マクロスタキウムやペニセツム・セタケウムなどは最低温度が10度以下になると枯れてしまいます。
鉢植えにして冬は室内などに取り込むか、1年草と見なして、春に苗を購入するか、種まきをします。
オーナメンタルグラスの殖やし方
ペニセツムのようなイネ科植物の多くは、簡単に挿し木することができます。
6月下旬から9月上旬にかけての暖かい時期に行ってください。
新芽がある部分を3,4節付けて挿し穂にしてください。
なお、株元からしか新芽が出ない種類では、株元の節のつまった場所で切り分けてください。
挿し木をしたら1週間程度、風通しの良い日陰で、腰水にして管理してください。
多くのオーナメンタルグラスは簡単に株分けできます。
時期は生育が始まったころが良いでしょう。
最低でも茎を4本付けて株分けしてください。
カヤツリグサ科の植物は小さく分けると枯れることがあります。
オーナメンタルグラス栽培の注意
パンパスグラスやススキなどは大きく育ちますので、大きくなることを考えて植え付ける場所を決めてください。
毎年、必ず地際で刈り取り、3年ごとに株分けして、1つの株を小さくしてください。
ススキはお盆前までに刈り込まないと穂が出なくなります。
オーナメンタルグラスの中には増えすぎて困るものがありますので、利用する前によく確認しましょう。
特にエンゼルヘアー(スティパ・テヌイッシマ)は無数の種子を拡散させるので、庭中に広がってやっかいです。
斑入りクサヨシなどの地下茎で増える植物は、庭のあちこちから芽を出して、草刈りに追われることになりがちです。
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