ニオイスミレ
ニオイスミレ(スウィートバイオレット)はヨーロッパから西アジアにかけて自生しているスミレの仲間で、古代ギリシャの時代から栽培されていました。 19世紀からイギリスを中心に品種改良が行われて多くの品種が作出されています。 昔はニオイスミレの花から香料が抽出されていましたが、今はエジプトなどで葉から香料の原料を抽出しているだけのようです。 今でもアロマテラピーによく利用されていますね。 花を食用にしたりハーブティーにしたりするのでハーブに分類されることもありますが、種や根茎には神経毒が存在しているので、大量に摂取することはオススメしません。 ニオイスミレとは別の種の八重咲きニオイスミレという品種もあります。 こちらの方が花の香りが強いようです。ニオイスミレの育て方
ニオイスミレの植え付け適期は10月中旬から11月下旬です。 春にガーデニングセンターに出回ることもあります。 ゴルデンウイークの頃までなら春に植えつけることも可能です。 やや暑がる植物なので、落葉樹の下の風通しの良い場所に植えつけるといいでしょう。 堆肥や腐葉土を少し漉き込んでおくといいでしょう。 鉢植えの場合は乾燥しやすいので、大きめの深鉢に植えつける方が水やりの手間を少なくできます。 春に花が終わったら、すみやかに花がらを摘み取ってください。 真夏にはできるだけ涼しくなるようにしてください。 真夏に枯れるようなら山野草のように山野草鉢などで1年中、管理した方がいいかもしれません。 真夏は鉢を日陰の風通しの良い棚上に置くのがいいでしょう。 夏に乾燥しずぎるようなら水切れさせないように注意してください。 高温期にハダニが出やすいので、時々、夕方に葉水をあげてください。 ちなみに梅雨時にはナメクジに注意してください。 花後すぐに根鉢を崩さずに植え替えすることができます。 鉢植えの場合はひとまわり大きい鉢に植え替えます。 ニオイスミレを殖やすには株分けをします。 伸びたほふく茎の先についた新しい株を切り取って小鉢やポリポットに植えるといいでしょう。 ほふく茎を地伏せして十分に発根させ、ほふく茎を切って株分けする方が確実ですが。 ほふく茎の先を2節切って挿し芽することも可能です。 株分けの適期は4,5月、地伏せや挿し芽の適期は4月から6月です。 スミレには閉鎖花といって、外部の花粉なしに種ができる花があります。 閉鎖花からできた種は自家受粉なので親の性質をよく引き継ぎます。 さやが開く寸前になったら種を取り出し、取りまきしてください。 発芽にはかなり時間がかかりますが、気長に待ちましょう! 種を乾燥させると休眠して発芽しにくくなります。ニオイスミレ(においすみれ) 一重咲き コレクション 1株香り フレグランス ガーデニング 花苗 寄せ植えに パンジーやビオラと異なり宿根系なので大事に育てていただければ1株で鉢一杯に広げられますし、
大きく育てば株分けも出来る様になります。
半日陰以上の日当たりで十分育ちます。
品種によって芳香の強弱はありますが満開時は素晴らしい香りに包まれますよ。
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