クレマチスの品種
以下にクレマチスのおもな系統について述べますが、同じ系統でも品種による違いも大きいので、購入時にその品種の性質をよくお確かめください。
モンタナ系
モンタナ(C. montana)はヒマラヤからチベットにかけての高地に自生しているクレマチスです。
このモンタナの血をひく多くの優れた園芸品種があります。
4月くらいに前年に伸びた枝に花を咲かせます。
環境が良いと良く生長し、カーペットのように一面に花を咲かせて、非常にきれいです。
庭植えでは剪定は不要です。
鉢植えでは花後に切り詰めると良いでしょう。
秋に強剪定すると花が咲かないことがあります。
暑さには苦手なクレマチスなので、暑さ対策と病害虫対策は万全に行う必要があります。
パテンス、フロリダ系
カザグルマ(C. patens)は中国から日本にかけて、テッセン(C. florida)は中国南部が原産地と言われています。
この2つの原種クレマチスの血を濃く受け継いでいるものを、それぞれパテンス系、フロリダ系と呼びます。
カザグルマ自身が花色の変異が多いために、ヨーロッパで園芸品種の交配親としてよく利用されました。
前年に伸びた枝から出た短い新梢の先に1つの花をつける早咲きの品種です。
花後に軽い剪定を行います。
インテグリフォリア系
小型で鉢植えに良いクレマチスです。
多くの品種は株立ち状になりますので、支柱が必要でしょう。
花形はジャックマニーの系譜の大輪のものと、ハンショウヅル系のつぼ型のものがあります。
春に伸びた枝に初夏から夏にかけて花が咲きます。
花後に剪定すると、2番花が楽しめます。
冬には地上部が全て枯れます。
寒さには弱い品種が多いので、寒冷地では冬期は保護をしてやりましょう。
テキセンシス系
テキセンシス(C. texensis)はテキサスからメキシコにかけてが原産地のクレマチスで、カザグルマなどとは違って、
個性的なつぼ型の花を咲かせるクレマチスです。
花は春に伸びた枝に下からつぼみがついて咲いていきます。
四季咲き性が強く6月から10月くらいまで咲きます。
テキセンシスは暑さに強く、夏は枝をどんどん伸ばすのですが、冬の寒さには弱く、冬には地上部は全て枯れます。
寒冷地では保護をしないと枯れる場合もあります。
剪定は、花後に切り詰め剪定すると良いでしょう。
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