アブロチン
控えめに下向きに咲くアブチロンは、暑さに強い熱帯花木でありながら、
意外に耐寒性もあって、夏の鉢花として重宝します。
暖地では庭植えも可能で、フェンスやトレリスなどに這わせて、
アブチロンの日よけを作ってみてはいかがでしょうか。
アブチロンの品種
園芸的には、ハイビスカスなどと同じアオイ科のアブチロン属のショウジョウカやウキツリボクから作出された植物をアブチロンと総称しているようです。
チロリアンランプとして売られていることもあります。
ウキツリボク系の品種は半つる性なのでトレリスなどに這わせたり、ハンギングバスケットなどにすることができます。
ショウジョウカとウキツリボクの交雑種には、赤、黄、ピンク、橙、白などの花色があります。
観葉植物のような白覆輪カエデ葉のサヴィチィーや純白のホワイトキング、横向きの大輪花のベラ サーモンシェードなど、さまざまなアブチロンが出回っています。
アブチロンの育て方
基本的に日当たりと水が好きな植物です。
ハイビスカスよりも、やや耐寒性があるようで、関東以南で庭植えも可能な品種もあります。
さまざまな品種があるので、5,6月に花つきの鉢で購入することをお奨めします。
置き場所は風通しの良い日当たりの良い場所です。
水切れすると弱りますので、真夏は毎日、できれば朝夕2回水やりしてください。
アブラムシ、カイガラムシ、ハマキムシ、ハダニなど害虫に好かれる植物ですので、しっかりと薬剤散布をした方が良いでしょう。
花が少なくなったら、思い切って鉢替えしましょう。
梅雨明け前であれば、植え替え、植え付け可能です。
鉢土を1/3くらい落として、枝も1/3くらい間引き、風通しを良くします。
徒長している場合は、葉を1,2枚残して、大胆に枝を切り詰めてください。
用土は赤玉土6:腐葉土4に緩効性化成肥料や堆肥などを加えてください。
アブチロンは旺盛に生育します。
春から夏にかけては、適当に切り戻してください。
梅雨時には、
植え替え時に切った緑枝を水あげして、3節に切って挿し木にすることもできます。
たいていのアブチロンは凍らさなければ冬越し可能です。
鉢なら軒下や暖房のない室内に取り込むといいでしょう。
庭植えのものは、敷き藁などで保温してください。
暖かい室内の日当たりの良い窓辺などに置けば、真冬でも次々に花を咲かせます。
ただし、夜は窓から離してください。
アブロチンには種子で殖やす品種もあります。
また、通常の品種でも種子ができますが、
親と同じ花になることは稀です。
タイマーで自動で水遣りする優れものです。
これで旅行中の水やりも安心ですね!
類似品に比べて使いやすく、壊れにくい製品です。
関東は水不足で取水制限が開始されました!
自分の庭にまく水は自分で貯めましょう。
水道代の節約にもなりますしね!
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