シュンラン
春蘭は緑色の非常に地味な花ですが、春一番に、すごく良い香りがする花が咲くのが特徴ですね。
園芸的には日本の野生種から改良された日本春蘭と中国原産の中国春蘭に分けられます。
日本春蘭は日本の風土に合っていて庭植えでも鉢植えでも非常に育てやすい種類です。
江戸時代から花の色や葉の斑入り具合の違うさまざまな品種が伝えられてきました。
中国春蘭の花色は淡緑色で、花の形の違うたくさんの品種があります。
ちなみにシュンランはシンビジウムに近い仲間です。
シュンランの育て方
春蘭の自生地は落葉樹の根元で、水はけの良い場所です。
すなわち夏は日陰になって、冬は日なたになるような場所で、それほど草木が込み入っていない風通しの良い場所です。
庭植えにする場合は上記のような場所に植えつけてください。
西日が当たる場所は良くありません。
水はけが悪い場合は、土壌改良するか、排水路を切りましょう。
シュンランの開花株を購入した場合は4月に庭に植えつけることができます。
大きめの植え穴の下部に軽石を入れて、
もとの庭土に桐生砂などを3割くらいまぜて排水を良くしてください。
根を広げるようにして植えつけたら、たっぷり水やりしましょう。
株元に泥はね防止のために落ち葉やバークを敷いておくと良いでしょう。
株分けや鉢換えも4月にできます。
株分けの場合はバルブを5個くらいつけて分けてください。
腐ったり、傷んだ根は切ってしまいます。
春蘭の鉢植えの場合は硬質鹿沼土40、中粒赤玉土30、中粒の軽石30程度の水はけの良い用土を使用します。
鉢は腰高の春蘭鉢が良く利用されますが、駄温鉢やプラ鉢の深鉢でも大丈夫でしょう。
肥料は4月に固形の発酵油粕などを1株あたり2個ほど置肥します。
用土には元肥は施しません。
シュンランの鉢の置き場所は冬場は日当たりの良い場所、春秋は午前中だけ日が当たる場所、夏は涼しい日陰に置くか、80%程度の遮光をします。
鉢植えの場合は乾いたらたっぷりと水やりします。
庭植えの場合は真夏以外は水遣りする必要はないでしょう。
シュンランにはハダニやカイガラムシがつくことがあります。
また、ナメクジに花芽を食べられないように注意しましょう。
梅雨時に雨に当てると軟腐病が発生することがあります。
雨を避けるのが一番ですが、銅水和剤を散布すると効果があります。
葉に黒い斑点が出る炭そ病にはジネブ水和剤を散布します。
真冬は株を凍らせないようにしてください。
株元を落ち葉などで防寒しましょう。
タイマーで自動で水遣りする優れものです。
これで旅行中の水やりも安心ですね!
類似品に比べて使いやすく、壊れにくい製品です。
関東は水不足で取水制限が開始されました!
自分の庭にまく水は自分で貯めましょう。
水道代の節約にもなりますしね!
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