オニユリ
オニユリは日本の野山で普通に見られるユリの1種で、ヤマユリとともに球根(正確には鱗茎)は
食用になります。
いわゆる百合根ですね。
日本のオニユリには種はできませんが、葉の付け根にできるムカゴで殖やすこともできます。
野山に隠棲する隠者からの連想からか、花言葉は「賢者」です。
ひとまわり小さいコオニユリは別種で、ムカゴではなく種子で殖える種類です。
対馬には黄色のオウゴンオニユリが自生しています。
また、オニユリの園芸種として、八重咲きの品種も出回っています。
オニユリは野生の植物ですが、きれいで目立つ花ですし、百合根やムカゴも食料になるので、
お庭の片隅にでも植えておきたい植物ですよね。
オニユリの育て方
オニユリは日本の山野に自生している植物ですが、園芸的に改良されているもの以外は、
少し丁寧に栽培する必要があります。
大き目の鉢に植えることも可能ですが、ユリの球根は乾燥を防ぐための表皮がありませんので、
水を切らさない必要があります。
球根の植え付け適期は10月です。
用土は水はけの良い有機質を多く含む土が適しています。
市販の草花用培養土に腐葉土をまぜておくといいでしょう。
庭に植えつけるときは、日当たりの良い場所に腐葉土を漉き込んで土壌改良してください。
ユリの球根は球根の高さの3倍くらいに深めに植えつけてください。
こうすると水や養分を吸収する上根が発達して、良く育ちます。
春に芽が出始めたときと、花後に緩効性の化成肥料や固形の有機質肥料を置肥しておきましょう。
花は早めに切って切花として鑑賞した方が、球根の太りが良くなります。
ちなみに、百合根を栽培している農家では蕾を摘み取ってしまいます。
ユリを生け花にするときは、花粉で汚れるので、おしべをあらかじめ取っておくといいですよ。
鉢植えの場合は毎年、植え替えた方がいいですが、花壇に植えた場合は3,4年そのままでもかまいません。
枯れた地上部を地際で切っておくだけで大丈夫です。
鉢植えの場合は、冬季でも乾き過ぎないように、時々、水遣りしてください。
日本のオニユリはムカゴで殖やすことができます。
花の時期にムカゴができるので落下する前に採取して、ポリポットなどに用土を入れて
大きな種子をまく要領で埋めてください。
乾かさないように管理すると2,3週間で芽が出て、3,4年で花が咲くようになります。
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自分の庭にまく水は自分で貯めましょう。
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