クロユリ
「黒い百合」というと、何か不吉なイメージですが、クロユリはユリ科ではありますが、ユリ属ではなくバイモ(フリチア)の仲間です。
クロユリは中部地方以北の高山帯の草地に生える高山植物で、夏山でひっそりと咲いているのを見かけた方もおられるとおもいます。
特に白山で群生しているのは有名で、石川県の郷土の花にもなっていますね。
なお、その色から連想されたのか、花言葉は、恋、呪い、復讐、となっていますので、プレゼントには向かないと思います。
クロユリの育て方
単なる山野草ではなくて高山植物ですので、平地で栽培するには、やや技術を必要とします。
最近は花屋さんやガーデニングセンターで開花株の鉢植えが売られていますので、これを購入するのがいいでしょう。
葉が枯れるまでは、しっかり水やりしてください。
完全に鉢土が乾く前に、たっぷり水やりするのがコツです。
また、1週間に1回程度、規定濃度の液体肥料をあげてください。
5月の終わりくらいになって葉が枯れたら、涼しく風通しの良い日陰に移してください。
暑くなりすぎたり、蒸れたりするとクロユリの球根はすぐに腐ってしまいますので、注意してくださいね。
肥料は施しません。
また、水やりは控えめにしますが、完全に乾燥させてはいけません。
9月中旬になって涼しくなってきたら、鉢土の表面が乾いたら水やりします。
秋は10日に1度くらい液体肥料を与えると株が充実します。
秋から春までは、クロユリの置き場所は日陰のままでOKです。
2月下旬くらいに芽が出てきたら、たっぷりの水やりと1週間に1回の液体肥料のペースに戻してあげてください。
クロユリの害虫はヨトウムシやアブラムシです。
見つけ次第、適宜、防除してください。
クロユリの植替えの適期は9月上旬です。
用土は赤玉土5:日向土3:腐葉土2のような水はけの良いものを利用しましょう。
暖地では赤玉土を減らして軽石砂を加えた方がいいかもしれません。
クロユリの球根は鱗片がはがれやすいので注意してください。
また、あまり深植えにならないように注意しましょう。
鱗片をはがして上記の用土で植え付けると5年ほどで開花サイズの球根になります。
固形の有機肥料を置肥して肥培し、小さい鉢からはじめて、毎年、ひとまわり大きい鉢に植え替えていくと良いでしょう。
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これで旅行中の水やりも安心ですね!
類似品に比べて使いやすく、壊れにくい製品です。
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水道代の節約にもなりますしね!
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