フリチラリアはユリ科バイモ属の学名ですが、園芸的にはフリチラリア インペリアリスなどの明るい花色の品種群を指すことが多いようです。
バイモなどと同じようなツリガネ状の花が下向きに咲きますが、フリチラリアは同じ高さの位置にたくさん花が付くので豪華に見えます。
フリチラリア インペリアリスの花色は黄色やオレンジなどがあります。
フリチラリア メレアグリスは赤紫に白が入ったモザイク模様の印象的な花が離れて咲きます。
どちらも耐寒性は強いですが、夏越しが難しいので、早めに球根を掘りあげて、涼しい場所で夏越しさせてあげましょう。
どちらかというと山野草に近い感じなのですが、球根から花を咲かせるまではそんなに難しくないので、是非、挑戦してみましょう!
フリチラリアの育て方
フリチラリアは原産地では涼しい落葉樹の下に自生していますが、日本では鉢植えで管理する方が無難でしょう。
最初に湿らせたバーミキュライトに球根を埋めて芽出しをしてください。
雨の当たらない日陰で1週間くらい乾かさないように管理したら鉢に植えつけてください。
用土は水はけ良く、小粒の軽石4:小粒赤玉土4:腐葉土2くらいがいいでしょう。
耐寒性は強いですが、鉢土は凍らせないように注意してください。
秋から春までは日当たりに置いて、鉢土の表面が乾いたら水やりしてください。
春先にアブラムシが発生しやすいので注意しましょう。
花が咲いたら、風通しの良い半日陰に鉢を移動しましょう。
必ず、梅雨に入るまでに球根を掘りあげて、湿らせたバーミキュライトなどで包んで涼しい場所で保管します。
東京以西では16度くらいに保てる
冷温庫などで管理すると安心ですね。
条件が良ければ鉢に植えたままで夏越しできる場合もありますが、ともかく涼しい場所で水切れさせないように管理しないと厳しいでしょう。
子球を肥培すれば球根を増やすことができます。
2,3年たてば花が咲くようになります。