チオノドグサは少しなじみのない名前ですが、秋植え球根としては珍しく、
庭に植えっぱなしでも毎年、たくさん咲いてくれる優れものです。
植物としてはヒヤシンスに近い仲間ですが、ヒヤシンスの小花を少し大きくした花が
個別に咲いているというイメージになります。
クロッカスのように早春に1番に咲く花なので、花壇や寄せ植えの季節感を出すのにぴったりです。
他の球根の間や宿根草の間、花壇のボーダーなどに群植すると見ごたえがあります。
もともとは青紫の花の中央が白くなるのですが、ピンクやホワイトの園芸品種も開発されています。
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チオノグサの育て方
チオノドグサの植え付け適期は10,11月です。
植え付け場所としては、秋から春は良く日があたり真夏には日陰になる場所がベストです。
深めに良く耕して、腐葉土などを漉き込んでから球根を5cmくらいの深さに植えつけてください。
チオノドグサはやや暑がる植物なので、暖地では水はけが良く、風通しの良い場所をお選びください。
鉢植えの場合は、通常の草花用培養土で大丈夫です。
鉢植えの場合は、水切れさせないように、鉢土が乾き始めたら、しっかり水やりしてください。
芽が出るまでは北風の当たらない日陰に置くといいでしょう。
庭植えの場合は水やりの必要はありません。
肥料はほとんど不要ですが、鉢植えの場合は芽が出始めたときに、少し液体肥料をあげた方がいいかもしれませんね。
種を採る必要がなければ、早めに花がら摘みをして球根を太らせるといいでしょう。
条件が良ければ、庭植えの場合は、こぼれ種や分球して、どんどん殖えていきますので、
他の植物の邪魔にならなければ、基本的に放置してかまいません。
鉢植えの場合は2人に1回は10月に植え替えするようにしましょう。