ヤマアジサイ
関東から九州にかけての太平洋側の山地に自生しているヤマアジサイは、和の風情がする落ち着いた印象のお花ですね。
最近、独創的なヤマアジサイの改良品種が出回るようになって、梅雨の季節を彩ってくれるようになりました。
ヤマアジサイにはガク型の花を持つものが多いですが、手まり型の花の品種もあります。
ヤマアジサイとガクアジサイの見分け方は、1.ヤマアジサイの葉は薄く、光沢がないが、ガクアジサイの葉は厚く光沢がある、2.ヤマアジサイはガクアジサイよりも小型、3.ヤマアジサイの方が開花時期が2週間くらい早い、といったところです。
葉の光沢のあるなしで見分けるのが簡単ですね。
梅雨の日陰を彩る赤や青のヤマアジサイを一鉢育ててみませんか?
ヤマアジサイの育て方
ヤマアジサイは開花株を購入するか、苗木を通信販売で購入するのが一般的ですね。
苗木を鉢植えにする場合には、赤玉土7、腐葉土3くらいの用土で植え付けてください。
庭に植える時は、冬に北風の当たる場所は避けてください。
根鉢より一回り大きめの植え穴を掘って、3割くらい腐葉土をすき込んで植え付けてください。
余った土で株周りに土手を作って、水鉢(ウオータースペース)を必ず作ってください。
ヤマアジサイの植え付け適期は3月です。
ともかくアジサイですから、水を切らさないように注意してください。
ヤマアジサイの鉢は日差しの強い真夏は半日陰か日陰に、それ以外の季節は日当たりに置きます。
他のアジサイと同様、花が終わったら、すぐに剪定をしてください。
剪定が遅れると、翌年に花が咲きません。
真夏には、日光による葉焼けと水切れに注意してください。真夏には朝夕2回、水やりする必要があるかもしれません。
秋になったら、できるだけ日が当たるようにしましょう。
ヤマアジサイのトラブルで多いのが、真冬の寒さで枝先の花芽が枯れてしまうことです。
鉢は北風の当たらない暖かい場所に移動してください。
庭植えの場合は、寒冷紗などで北風を遮るようにしましょう。
赤系のヤマアジサイの中には、土壌の酸度が強くて、きれいに発色しない場合があります。
その時には、苦土石灰を少しだけ用土にまぜるようにしてください。
コウモリガの幼虫が茎の中に入り込むことがあります。
糞が出ているのを見つけたら、すぐにピンセットなどでつまみだして補殺しましょう。
タイマーで自動で水遣りする優れものです。
これで旅行中の水やりも安心ですね!
類似品に比べて使いやすく、壊れにくい製品です。
関東は水不足で取水制限が開始されました!
自分の庭にまく水は自分で貯めましょう。
水道代の節約にもなりますしね!
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