タイサンボクは北アメリカ原産のモクレン科の常緑広葉樹で、条件がいいと20mくらいの高さにもなる高木です。
6,7月に大きな白い香りの良い花を咲かせてくれます。
公園などでシンボリックツリーとして良く使われている植物ですね。
最近では矮性の品種も出回っていますし、開花期間が長い品種も改良されています。
お庭に少しスペースがあるのなら添景樹としての利用がオススメですね。
タイサンボクの育て方
タイサンボクは寒地では育ちにくい植物です。
東北南部以西の日当たりの良い肥沃な土壌を好みます。
お庭に植えつけるときは、腐葉土や堆肥などをしっかり漉き込んで土壌改良してから植えつけましょう。
ただし窒素過多になると葉ばかり茂って花が付きにくくなります。
植え付け適期は4月中旬から5月上旬です。
大き目の植え穴を掘って、やや高植えにしておきましょう。
苗木が風でぐらつかないように支柱を立てて、しっかりくくっておきましょう。
9月上旬から中旬にかけても植え付け可能です。
基本、タイサンボクは強い剪定はせずに自然樹形を楽しみます。
ただ、お庭の広さなどの関係で樹高を制限しなければいけないときには、7月下旬から8月下旬に強剪定してください。
枝を付け根から切り、必ず切り口に保護剤を塗っておきましょう。
2月中旬から下旬に寒肥として堆肥を木の周囲にしっかり漉き込んであげましょう。
また、8月から9月にかけて油粕と化成肥料を少し施してあげるといいでしょう。