シャクヤク
「立てば芍薬(シャクヤク)、座れば牡丹(ボタン)、歩く姿は百合(ユリ)の花」と言われるように、昔から中国や日本ではシャクヤクの花は観賞用として珍重されてきました。
しかし、芍薬という漢字からもわかるように、漢方ではシャクヤクの根を鎮痛、消炎の薬として使用しておりました。
日本では婦人病の薬として利用されていたようです。
日本にも一重咲きのヤマシャクヤクなどが自生していますが、園芸品種は各地のシャクヤク類を交雑して作出されたようで、八重咲き、万重咲き、翁咲きなどのさまざまな花形の品種があります。
シャクヤクの育て方
シャクヤクもボタンと同じで、日本の高温多湿は苦手です。
ただし、ボタンよりも根が強いだけ、育てやすいと言えるかもしれませんね。
植え付け時期は、9月下旬で、大きめの植え穴に、腐葉土や完熟堆肥を多めにすきこんでください。
ボタンのように砂を入れる必要はありません。
シャクヤクの苗は芽の上に5cm程度の覆土があるように植えつけてください。
シャクヤクは日当たりが良い場所を好みます。
シャクヤクはどちらかというと水が好きな植物ですので、水切れには注意してください。
花後には、花がら摘みを励行してください。
花がらが腐って、そこから病気になることがあります。
シャクヤクは蒸れると灰色かび病になって枯れます。
夏場は、できるだけ風通しよく、涼しくなるようにしてあげてください。
また、ベンレート剤などを散布して予防に努めましょう。
肥料は6月と2月に株元から少し離したところに、完熟堆肥や化成肥料を少し多めにすきこんであげてください。
シャクヤクは株分けで増やせます。
9月下旬に4芽ずつくらいに分けて、植えつけなおしてください。
シャクヤクは大鉢植えにすることもできます。
ただし、真夏は鉢のまわりに被いをして、鉢土が熱くならないようにしてください。
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