ペトレアと聞いて花が思い浮かぶ方は少ないかもしれませんが、ツル性の低木で、春から秋にかけて紫と白の混じった小花を房状に咲かせてくれる熱帯花木です。
原産地の熱帯アメリカでは10mくらいツルを伸ばすのですが、日本では鉢植えにして行灯仕立てにしてあるのが夏によく流通していますね。
熱帯花木のわりには暖地では霜よけすると屋外でも越冬可能です。
案外育てやすいので、一度、試してみてはいかがでしょうか。
ペトレアの育て方
初夏から真夏にかけて鉢植えが出回りますので、それを入手するといいでしょう。
長期的に花を咲かせるには、しっかり日光に当てて、鉢土の表面が乾いたら、しっかり水やりしてください。
生育期には緩効性の化成肥料を少し多めに置肥しておきましょう。
暖地では庭植えも可能です。
日当たりの良い場所に植え穴を掘って腐葉土や堆肥をすきこんでおきます。
水はけの悪い場所では排水路を切って、川砂を植え穴に少し入れて水はけをよくしておきましょう。
台風のような強風にあうと葉が傷むので、台風の前にはペトレアの鉢は室内に取り込みましょう。
ペトレアは多少の耐寒性はありますが、できれば真冬には鉢ごと室内に取り込みます。
冬季もできるだけ日光に当てて、水やりは控えめにします。
ペトレアは伸びたツルの先に花が咲くので、強い剪定は花が終わった秋にしてください。
カイガラムシやアブラムシがよく発生するので、見つけ次第、適宜、防除します。
生育がよいときは毎年、植え替えてください。
小粒赤玉土7:腐葉土3くらいの用土がいいでしょう。
枝を5cmくらい切って挿し木で殖やすことができます。
大輪 パープルレース(ペトレア ヴォルビリス)
従来品種に比べて、1.5倍程度の花を咲かせます。
保水性の高い用土(赤玉と腐葉土を半々)を好みます。
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年間を通して日光によく当てて、土の表面が乾いたら水を与えてください。
冬は乾かしぎみに管理してください。