インターネット園芸大事典 ミモザ

ミモザ

ミモザは春の訪れを知らせる使者。 早春に黄色にふわふわした感じで小さい花がいっぱい咲いているのがミモザですね。

園芸的にはミモザと呼ばれることが多いのですが、文学などではむしろ学名のアカシアと訳されることも多いです。

世界で600種類もあるといわれるミモザですが、ちょっと寒がりなところがあります。 庭植えなら関東以西で、鉢植えなら寒地では室内に取り込んであげましょう。

ミモザの種類

銀灰色の葉がきれいなギンヨウアカシアが最もポピュラーな種類です。 切花によく利用されていますね。通常は2月下旬から4月上旬にかけて咲きますが、四季咲きの品種や新梢が紫の品種などもあります。

サンカクバアカシアも銀灰色の葉ですが、ギンヨウアカシアよりもやや遅咲きになります。 枝が直立するタイプなので、切花のほかに、コンテナのシンボルツリーとしても重宝します。

フサアカシアや花の色が濃い黄色で芳香があります。 フロリバンダも芳香がありますが、花色は明るいです。

ミモザの育て方

寒がりなくせに蒸れにも弱いミモザは、北関東から北では鉢植えで楽しみましょう。 暖地で庭植えにする場合も、北風の当たらない、でも風通しも日当たりの良い場所に植えましょう。

ミモザはやせ地でも育ちますが、水はけが悪いと良くないようです。 植えつけるときに腐葉土などをすきこんで水はけを良くしてください。 肥料はよほどの痩せ地でない限り必要ないでしょう。

植えつけるときは根鉢は崩さないようにしましょう。 必ず支柱を立ててください。 なお、小苗は鉢植えにして、冬季は保護する方が安全です。

鉢植えの場合は用土は赤玉土7:腐葉土3くらいでしょうか。 置き場所は日当たりと風通しが良い場所で、冬場は北風に当たらない場所にしてください。 暖地以外では真冬は無加温の室内に取り入れたほうが安全でしょう。

水やりは鉢土の表面が乾きだしたら早めにあげてください。 ミモザの鉢植えは水切れに弱いです。

ミモザはよく茂るわりに、枝が風で折れやすいので、剪定は必須です。 秋には花芽ができるので、剪定は7月までに行いましょう。 鉢植えは毎年、庭植えは2年に1度は剪定しましょう。

ミモザは太い枝を切ると枯れこみやすいので、太い切り口には必ず保護剤を塗っておきましょう。 また、太い枝を切るときは近くの小枝を残すようにします。

害虫としてはアオムシやハマキムシ、テッポウムシなどがつきます。 幹に穴が開いていたらMEP剤などを穴からスポイトで入れて粘土で蓋をしておきます。

なお、ミモザは通常、苗から3,4年たたないと開花しません。

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