ボケ
バラ科の落葉低木。クサボケは這うように自生しており、その実を縄文人が
食べたと言います。
園芸品種はおもに中国原産のボケから改良されたもので、
クサボケよりも樹高が高く、放任すると2ー3mにもなります。
盆栽としても、よく利用されます。
ある程度の耐陰性があるので、マンションや都会の混み合った場所などでもコレクションが楽しめます。
樹勢が強く花つきも良いので、盆栽以外の利用も考えてみたいものです。
ボケの品種
上の写真は寒ボケと呼ばれることが多い昔からの品種のようです。
この品種は実つきが良いのが特徴で、ボケの実は生食するにはちょっと酸味が強すぎますが、
果実酒などに利用されれることが多いですね。
1株に紅白の花を咲き分ける東洋錦は盆栽用のボケの品種として有名で、
縁起物として贈り物などに使われることが多いようです。
その他、淡いピンクの丹頂紅、白花の八重咲きの銀長寿など多数のボケの品種があります。
ボケの育て方
ボケの移植は秋に行いましょう。挿し木や株分けで殖やすことできます。
ボケは日当たりがよく、あまり乾燥しない場所が適地です。
2月頃に寒肥を与えます。
ボケの鉢植えの開花株は2ー3月に園芸店に出回ります。北風の当たらない
軒下や室内で鑑賞します。八重桜が散ってから屋外に出します。
ボケは乾燥が大嫌いです。特に鉢植えの場合は水を切らさないように
注意してください。植え替えは移植と同じく10月頃が適期です。
ボケで一番むずかしいのは剪定です。樹勢が強いので、ついつい秋にも
剪定したくなるのですが、9月には花芽ができていますので、
秋に強剪定すると翌春の花が望めません。
夏に入る前に春から伸びた枝の根元から3節以降を切り、秋には花芽を確認しながら
先を切り揃える程度にします。また、ひこばえがたくさん出てきますので、
適当に根元から切っておきます。
ボケは根頭がん腫にかかりやすので注意します。もしかかってしまったら、
その部分を切り取って焼き捨てて、切り口には保護剤を塗ります。
専門家は、さらに根全体を薬液に漬けているようです。
ボケの熟した実を梅酒の要領でつけるとボケ酒になります。疲労回復に
効果があると言われています。
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