ハイブリッドティー ローズ
ハイブリッドティーはモダンローズの代表的な品種群ですよね。
もともと中国のコウシンバラなど、アジアから中近東、ヨーロッパにかけてバラの原種はかなり自生しています。
特にヨーロッパや小アジアの原種を交配してできたのが、ガリカ系(G)やダマスク系(D)、アルバ系(A)などのオールドローズです。
それらに中国系の原種を交配して得られたのが、芳香のある一季咲きの半ツル性のブルボン系(B)と言われています。
このブルボン系と中近東の原種から得られたロサ・フェティダ・ペルシアナ(Sp)の交雑種がハイブリッド・パーペチュアル(HP)になります。
一方、中国の複数の原種から中輪四季咲き剣弁花のティー・ローズ(T)が作出されていました。
このハイブリッド・パーペチュアルとティー・ローズの交雑種がハイブリッドティー(HT)と呼ばれています。
最初のハイブリッドティー ローズであるラ・フランスが作出されたのが1867年のことで、これ以前のバラの品種をオールドローズ、これ以降の品種をモダンローズと呼びます。
ハイブリッドティーは、ティー・ローズから性質の強さと四季咲き性、剣弁花を、ハイブリッド・パーペチュアルから大輪性、芳香を得て、大人気となり、現代のバラ文化の基礎を形作りました。
現在でもハイブリッドティーの新花が発表され続けており、モダンローズの最大の品種群として、初心者からマニアまで、幅広く栽培され続けています。
ハイブリッドティー ローズの育て方
普通の園芸書などで書かれているバラの栽培法はハイブリッドティーを前提として書かれていることが多いようです。
今月の園芸作業 バラでもハイブリッドティーを基本としています。
ハイブリッドティーローズ栽培の要点は、1.四季咲き性なので、花後早めに切り戻し剪定する、2.性質は強いが、夏場を中心に病害虫防除を励行する、3.真冬には思い切った剪定をする、4.水切れさせない、5.日当たりを確保する、6.用土の水はけを良くする、といったところでしょうか。
モダンクライミングローズやミニバラ、フロリバンダなどには日本の原種も品種成立に関わっているようですが、ハイブリッドティーには日本の原種が入っていないようなので、ハイブリッドティーには日本独特の真夏の蒸し暑さは少し苦手の品種が多いように思います。
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